台湾で誰もが知ってるあの場所と、せかいの黒胡椒1

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ケンジです。

行ってきました、あの有名観光スポット

 

 

ひとりで

 

 

結果だけを伝えるとするならば、ここはひとりで行くべきではない魔境の地。

 

 

雨も降る、風が吹く、おれはひとり
千と千尋の神隠し、見たことがない、おれはひとり

 

 

出発前からわかっていたのですが、楽しめる要素があまり見あたりません。

 

おまけに台北市内から出発するバス停では、カップル・友達同士・親子など素敵な楽しみ方をしている日本人ばかり。

 

それに、周りが外国人グループばかりの時に使う自己暗示

 

あぁ〜日本人的にはここは”一人で訪れたい”場所なんだよね〜
だからね、おれは、ひとり

そうひとり

 

のテクニックが使えず
しかし、”あえて有名観光地には行かない”といった超高等スカし技などは使えるわけもなく、行ってまいりました

 

九份。
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台北からのアクセスは良好で、行き方も簡単です。

バスで一本、時間としては1時間ほどで着いたのではないでしょうか。

 

ちなみにこの発音、台湾では「キュウフン」と読んでも通じません。
台湾では「ジョフン」です。

いや、これではまだ伝わりません
「ジョォフン」
「ジョォ、フン!」

と最後は鼻の息を吹き出すように発音してやっと通じるのが台湾の九份。

 

タイの遊園地で次郎作がやったような、ひとりでどれだけ楽しめるか、という楽しみ方を知らなかったぼく
(詳細はこちらの記事→男1人で「タイの謎の遊園地」は楽しめるのか)
写真 2015-05-13 15 49 19

 

 

恥ずかしくて写真を撮ってもらうことも出来ず

打開策として

 

ジブリの世界観から逃げる
無理矢理するべきことを作る

 

といった態度をとることに相成りました。

 

撮った写真を見返せば、

 

こんな写真や
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自分の影を撮影したこんな写真
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謎の炭鉱跡のインサイドを撮影したこんな写真

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晴れてジブリの妖艶な世界からは逃げ切ることが出来ました。
しかし、とにかく暗いよ、雰囲気が

 

 

そして次の打開策
無理矢理することを作る」のコーナーでは、前々から考えていた旅の1つのテーマでもある

 

「せかいの黒胡椒」

 

と九份を合体させてしまいました。

 

ええ、無理矢理です。

 

この「 せかいの黒胡椒」シリーズ、行く先々の国でその国の黒胡椒を入手しよう、というものです。

あくまでもこのテーマを”無理矢理”作ったわけではなくて、出発前からあったもので、わざわざ九份で買わなくても良い黒胡椒を、”無理矢理、九份で買うことにした”というだけなので誤解をしないでくださいね。

 

このテーマを持つに至った経緯は出発前に遡りますが、

 

日頃仲良くしていただいてるご夫婦のお家にお邪魔することになったある晩

他の方々と共にお邪魔しましたが、ぼくの家からは遠いということがあって、その晩は泊まっていきなさいと言っていただけました。

 

まさかそんなつもりは無かったのですが、嬉しくて、何しろ人が潜在的に抱いていると言われている

“自己承認欲求”

つまり誰かに承認されたい、認められたい!という欲求が満たされ、幸せな夜となりました。

 

目が覚めると聞こえてくるのが

トントントンッ

という朝を告げる小気味良い音

 

泊めていただいただけでなく、美味しい朝ごはんまで作っていただけました。

そんな時にぼくの口をついて出た言葉がありました。

 

「一宿一飯の恩義、忘れません」

 

もちろん恩義は感じていましたし、どうやって恩返しすれば良いかもわからなかったのですが、

日頃から時代小説を読むことが好きだったぼくは、この言葉がかっこいいからいつか言ってみたかったんですね。

 

意味としては

「一晩の宿と食事、ちょっとした恩義でも忘れてはならない」という戒めになるのですが、

 

ぼくが感じた恩義はちょっとしたものではなく充分に大きかったし、さらに1度言ってみたかったこの言葉

 

「一宿一飯の恩義、忘れません」image
(Photo by Flickr)

 

やっと適切な場所で言うことができた、と悦に入ったのでした。

 

その出来事があってから少し経ったある日、たまたま奥様の方と会話をしていて、世界一周の旅に出ることを伝えると面白がって話を聞いてくれました。

 

そんな会話の流れでさりげなく、世界の調味料に興味があることや色々な国の黒胡椒を使ってみたいという話を聞いたので、2人で決めました。

「この間のお礼に、行った国全部で黒胡椒買ってきてお土産にします!」

 

これがぼくの「せかいの黒胡椒」プロジェクト始動の瞬間でした

 

といってもぼくが行く国は多くとも20カ国ほど

「せかいの黒胡椒」とまではいかないかもしれませんが、それでもとにかく行った国では買ってくることに決めました。

 

 

そして、記念すべき第1カ国目

 

韓国

 

 

 

 

 

 

買うのを忘れました。

 

みなさま、そしてご夫婦さま、誠に申し訳ありません。

「一宿一飯の恩義」などと大それたことを申し上げながら、1カ国目、韓国でその恩義を忘れていましたことを、ここにお詫びいたします。

 

 

 

次回、必死に探した九份の黒胡椒と、台北に帰る話に続きます

 

次の記事はこちら→“台湾で誰もが知ってるあの場所と、せかいの黒胡椒2”

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