福井のニートは「上京」の夢をみる 第六話「重ね続けて…」

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次郎作こと、布施田泰之です。

仕事を1カ月でやめ、福井でニート・フリーターをしていた友達が、

7万円だけ持って、家も仕事も目標も期間も決めずに「上京」してきました。

さて、最初の仕事はうまくいくのでしょうか

面白いので第1話からどうぞ

第1話「辞めます」

 


 

カツカツの生活を送っている僕は、某有名メーカーのパン工場でバイトすることになった。

少しでも、パン工場バイトの情報を知りたかったため、ネットで検索してみた。
すると、、、、、

「きつすぎる」

「2度とやりたくない」

など、大変だという経験談ばかり。
「このバイトは週一が限界」

「連勤出来る人いるのかよ」

こんな経験者の声もあった。
そんな僕は、初日から怒涛の6連勤である。
金欲しさに、謎のシフトを組んでしまった事を後悔している。

初日の出勤日。
バイトの人はみんなライン作業である。
肝心の仕事内容は、、、、、

 

「ホットケーキを重ねるだけ!!」
ただひたすら。
右からコンベアに乗った、ホットケーキの生地が2枚流れてくるのでそれを重ねる。
流れ続けてくるので、休む暇はない。
少し手が遅れると、隣の人へ負担がかかるため、休むことはできない。

これはきつい。

しかし、僕はへこたれない。

 

重ね続けること数時間が経過した時、

「休憩ー」
との声が。
念願の休憩の時間。
休憩中はやはりパン食べ放題だ。

ありがたい。
休憩が終わり、「次はどんな仕事をするのだろうか」と考えながら現場に到着。

すると、、、、、、
「さっきの続きしようか。」

え??
僕は耳を疑った。
完全にホットケーキは終わったと思っていたのだから。

 

 

結局その日、僕は11時間ホットケーキを重ね続けた
これを 6連勤だと・・・

頭がおかしくなりそうだ・・・

僕はどうなってしまうんだ・・・

 

第七話「シェアハウスのNo.2」

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