池上彰「知らないと恥をかく世界の大問題6」の感想とオススメする理由

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次郎作こと、布施田泰之です。

今日は、池上彰の「知らないと恥をかく世界の大問題6」を読んだので、その感想と僕がこのシリーズを好きな理由について書きたいと思います。

 

この「知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ」は、第一段が2009年に発売されてから、ほぼ毎年出版され続けていて、

今年で6作目となります。

僕自身は、4作目から読み始めました。

この本のいいところは、「比較的最近のビッグニュースについて、分かりやすく解説してくれて、気軽に読める」という点にあります。

今回の「知らないと恥をかく世界の大問題6」で例を挙げると、

・今なぜ原油の価格が下がっているのか、そこにはどういう思惑がはたらいているの?

・アメリカの内政はどうなっているのか、民主党・共和党の基本的なスタンスの違いは?オバマ大統領の評価は?次期大統領候補は?

・キューバとアメリカが54年ぶりに国交正常化へ。そもそもなんで仲悪かったの?

・ロシアのウクライナ問題は?

・EU全域で反EUの動きが活発に

などなど、ニュースで聞いたことはあるけどよく分かっていない問題について、

池上彰が分かりやすく書いてくれています。

読んでみれば分かるけど、あいつ文章でも分かりやすいです笑

 

このシリーズを読み始めた最初は、読んでいてその場では理解できても

「あれ? 大きな政府を目指してるのは、民主党だっけ?共和党だっけ?そもそもオバマはどっちだっけ?」

レベルでしか、分かってませんでしたが、

3年もこのシリーズをフォローして読んでいたら、

民主党と共和党の基本的なスタンスの違いやら、オバマ大統領がどのような6年間を過ごしてきて、なぜ支持率が下がってしまったのか、次期大統領候補は誰なのか、など少しは語れるレベルになりました。

みなさん、次の共和党の候補に、兄のジョージブッシュより優秀と名高い、弟のジュブブッシュがいるのをご存知ですか笑

池上さんは、本シリーズで宗教の話も詳しく書いてくれるので、かなり知識が深まります。

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教で信仰される神が一緒ということも、

どういった経緯で各宗教が生まれてきたのかなども、このシリーズを読むまで全く知りませんでした。

宗教対立や宗教の差異が問題になることの多いこの時代に、宗教の知識は必須なはずです。

もっといろいろとこのシリーズで得たものはありますが、挙げだすときりがないのでここでやめにします。

 

本書の題名では、「知らないと恥をかく」と謳われていますが、

恥をかくくらいならまだいいです。

「知らないことが罪になる」レベルのことが世の中にはたくさんあると思うんです。

将来、僕が医者になった時に「この病気知りません」じゃ済まされません。

日々学んで、その時その時の標準治療くらいは知っておかなければいけません。

それと同じくらい大切なことを僕らはポロポロ見落としている気がするんです。

「無知とは、時に罪」なのかも知れません。

 

みなさんも、無知であることに危機感を持って、本書に手を伸ばしてみてください。

知らない世界を知るということは、今まで無視していたものに目を向けるという尊い作業でもあります。

 

 
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