読書録 「絶叫委員会」穂村弘

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どうも、次郎作です。

このブログの立ち位置を、自分の思考を垂れ流すブログ、と設定してる以上、

多少恥ずかしくても読書録のようなものは必要かなと思ってます。

しかし、本棚を見ればその人が分かるといっても過言ではないほど、読んだ本というのはその人を表してしまいます。

なので僕は「こういう本を読む素敵な人なんだ!」って思われるような本しか紹介しないことにします笑

みなさん、いろいろ勘違いしないでください笑

 

あと、勝手に本の表紙をupするのは著作権的に問題があるらしいので(黙認されているが)、

いずれGoogle AdSense審査に応募して、商品広告として合法的に表紙の画像を入れていこうと思います!

まぁそれで、広告収入もげっちゅする作戦だけどね!笑

読者も僕もグーグルもうれしいwin-win-winということで笑

 

 

では、読書録なので書評までいかない程度にその本に関することを書いていこうと思います。

僕が読書録第一弾にこの「絶叫委員会」というエッセイを持ってきたのは、

実はこの本が、僕がこのブログを書こうと思った1つのきっかけだったからです。

本の内容としては「不合理でナンセンスで真剣で可笑しい、天使的な言葉たちについての考察」と本の帯で紹介されるようなエッセイ集なんですが、

ブログを書くきっかけになったのはその内容というよりは、

この本の中で筆者が20年以上前から、面白いと思った言葉をいちいちメモしていた、ということを知ったからでした。

そのことを知って、将来老後は田舎の診療所で働きながら執筆活動にいそしみたいと考えている僕としては、

「あっ。今のうちから、執筆の活動のネタを集めておかないといけないんだ!」と焦ったわけです笑

わざわざブログを書く原動力は意外なところにあったんですねぇ笑

 

 

さて、内容についても軽く触れましょうか。

この本ではいろいろな言葉が紹介されていますが、実は僕が一番覚えてるのは「右と左」についての話。

引用します。

幼稚園の頃、右と左がわからなかった。「右も左もわからない」という云い方があるが、そういった譬えの話ではなくて、実際に右が「どっち」かわからなかったのだ。
でも、東西南北はわかった。少なくとも幼稚園や家のなかでは、東が「どっち」と訊かれたとき、「あっち」と云って指さすことができた。何故なら、先生の立っている「こっち」が東と教えられた方角を覚えさえすれば、今日も明日もあさっても、東が「そっち」だからだ。
それに較べて、右は謎だった。ころころと変わるのだ。東はいつも「こっち」なのに、右は「こっち」だったり「あっち」だったり、動いてしまうのは何故か。私にはそのダイナミズムが理解できなかった。

うわ~、メッチャこの気持ちわかるわ~、と思いながら読んでました笑
他にも、「矛盾に充ちた言葉だからこそ、言いたいことがよく伝わる」といった話があり、それを読んだ時に、

僕はふいに、美味しいものを食べたときの先輩の言葉を思い出しました。

「うますぎるな、これ。あぁでも、これ以上はなくなっちゃうのがイヤだから食べたくない」

うわ~、言いたいことめっちゃわかるわ~笑

 

 

みたいな感じで、筆者の物事の捉え方や考え方が 少し自分に似てて、読んでて面白かったです。

 

読書録は、こんな感じでいきますよ笑

次郎作

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