コードブルー少年と医者のやりがい

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どうも、次郎作こと布施田泰之です。

 

文豪生活中なので、いつもより書くハードルを下げて頑張ってブログ書いてます笑

 

さて、

先日、担当していた少年がいました。

トラックとチャリンコでぶつかって大けがを負った少年です。

 

入院直後は、研修医の担当がいなかったので、

少年が日々よくなっていく様子をみたい!と、小児科志望の僕は自ら担当させてもらうようにしました。

すると、その後すぐ担当の上級医が夏休みに入ってしまい結局ほとんど一人で診ることになったんです笑

 

わがまま腕白ぼうやは、大変でした。

大きな外傷を負っているので最初は本当に痛かったようなんですが、途中からどうやら味をしめてしまい「いたいいたい」とかまってほしくなると病棟中に響き渡る声で泣きます。

特にお母さんが来ると「いたいいたい」と泣き叫び、その尋常じゃない我が子の様子に、僕は夜や休日もかまわず呼び出されました。

それは時に、「おなかいたい」や「鼻血出た」に姿をかえ、深夜2時に呼び出され見に行き何事もないので病院で寝る、といったこともありました。

 

そんなことも1週間もすると、少年はすぐ駆け付けてくれる僕のことを気に入ってくれたようで、

元々、ドラマの「コードブルー」好きだった少年は、

僕に初めて、自ら声をかけてきました。

 

 

 

 

「先生・・・、先生って、スクラブ黒ってことは脳外科なの?」

 

 

ちがうちがう!!!

スクラブってそういう戦隊ヒーロー的な感じじゃないから!!!

色で専門科決まってないから!笑

 

ちなみに、スクラブっていうのはこの部屋着みたいな医師の服装です。

[Photo by joy net]

 

少年は続けて言いました、

「青のスクラブは、救急科?」

 

・・・

・・・

・・・笑

 

それ以降、僕が違うスクラブを着ていくと、

「先生、今日は紺だね!」

とか言って、少年は徐々に心を開いてくれました。

 

 

その後は、

「今日は、どんな救急車きたの!?」とか「さっきのカンファ(医師同士の話し合い)どうだった?」とかノリノリで研修医事情に食い込んできました。

 

僕も、研修医なのでいずれ少年の担当から外れる日がやってきます。

 

担当期間の最後の方に、部屋にいくとそこにはお母さんと半べその少年がいました。

母「あ、先生!この子ったら先生が来ないって泣いちゃってたんですよ」

母「最近は、先生が部屋から出ていくと寂しくなって泣いちゃうんです」

 

(え!むしろあんまり話してくれないシャイな感じだったのに!笑)

僕は驚きました。

 

母「いつも”先生今何してるかな~”って言ってくるんです」

母「ね~、○○にとって先生はヒーローだもんね」

 

 

少年「・・・うん(照)」

 

 

か、かわいい!!!笑

少年時代の、恥ずかしくて素直に言えない感じ出てる!笑

 

 

ということで、ついにお別れの日がやってきました。

最後月末の日曜日に部屋に行くと、

少年はすやすや寝ていました。

 

そこで、ずっと欲しがっていた「スクラブ」を枕元に置き、

「成績・お金・ゲームなんかより健康が大事」といった中身の手紙を添えておきました笑

 

 

 

 

そして後日、

手紙が届きました。

 

 

なぜか、涙がこみあげてきました。

 

あぁ、医者のやりがいってこういうことなんだなぁ、

「目の前の患者さんが良くなっていくのを診ることが出来て、感謝してもらえる」

やっぱり、これに尽きるんだなぁとしみじみ感じました。

 

 

将来、色々やりたいことあるんですが、

ベースの、医者としての、臨床医としての、この気持ちは常に忘れないでいようと思っています。

 

 

 

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