小児科専門医試験の結果と新年の抱負

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あけましておめでとうございます、次郎作こと布施田泰之です。

最近はブログの更新が減っていましたが、2021年の1年で多くのことを学び・経験したので1年を振り返るとともに、新年の抱負を書きたいと思います。

 

まず先日あったこととしては、小児科専門医試験の合格発表です。

僕は2021年の3月までで小児科の後期研修を終えて、2021年の9月に小児科専門医試験の筆記試験と面接を受けて、ずっと結果発表を待っていました。

 

例年はクリスマス前後に結果が分かることから、小児科専門医の結果はクリスマスプレゼントと呼ばれていましたが笑、

今年は12月29日に結果が家に届きました。

 

遅くない!?笑

 

 

 

 

 

 

結果は、

 

 

 

 

 

 

 

合格でした!!!

 

ありがとうございました!!!

 

高校3年生の18歳のころに、医学部受験を決めた時から小児科医志望だったので、

小児科専門医の取得までは12年間かかったことになります・・・

 

まぁただ小児科専門医自体は、別に給料が増えたり、出来る仕事が増えたりする資格ではなく、

「君が、ある程度小児科の疾患とか治療に詳しいことを認めよう」と、小児科学会から認めてもらっただけのバッチみたいなものなので、

合格しようが不合格だろうがあまり関係はないんですけどね・・・笑

 

それでも、自分の努力や知識・経験を認めてもらえたようで、どこか嬉しい気持ちであることには変わりありません。

 

 

 

それでは次に、2021年の1年間を振り返ってみようと思います。

 

去年は、3月に成育での小児科後期研修を終えて、

4月から東京大学の公衆衛生学を学ぶ大学院に入学しました。

ほぼ全てオンラインでの授業でしたが、

人生で初めて「講義めっちゃ面白い!!!」という気持ちになって、

とても充実した日々を過ごしました。

「みんな1年臨床休んでこの授業受ければ、日本の医療はめちゃくちゃ良くなるだろうな〜」とぼんやり考えていました。

↓こちらの記事に、前期分は全ての授業の感想を書いたので、詳しくはこちらをお読みください。

東大SPHの前期が終わったので、全授業の感想書くよ

 

また、同時に4月からは在宅クリニックでの診療を始めました。

もちろん初期研修で勉強はしてきたものの、これまで小児を診ていたところから急に高齢者を診ることになったので、

糖尿病やCOPD、褥瘡、緩和ケアなど、また一から勉強し直すことも多かったです。

特に、末期ガンの患者も24時間対応で診るようになって、麻薬の使い方や最期の時の迎え方などに関してはかなり丁寧に、勉強しながら対応してこれたと自負しております。

 

それだけではなく、

実は働いている在宅クリニック自体、医師2人で開業しました。

 

何事も勉強だという気持ちで、

役所への開業手続きから、近隣の医療機関への挨拶、薬品や物品の調達、クリニックの不動産の確保、医療機関との電話連絡、必要書類の作成、車の運転、薬局への連絡/FAX、診療費の回収、などなど、

全て医師の2人だけで行いました。

とても大変でしたが、ものすごく勉強になりました。

 

ただ、流石に徐々に事務の方に仕事を委譲してきています笑

今年からは、さらに1人働いてくれる医師が増えることになっているので、焦らず着実に規模を大きくしていくことになるかなと思っています。

在宅医療や開業の勉強をしてみたい方がいたら、僕まで連絡をください。

 

 

臨床・開業のことばかり書きましたが、研究もゆっくりですが着実に進めてこれました。

今年の1年は東大の大学院の修士過程で、

DPCデータと呼ばれる日本の入院患者のレセプトデータを扱って、小児領域で論文を書き進めました。

大規模なデータを扱ったり、統計ソフトStataを使ったりすることに慣れるのにも時間がかかりました。

ようやく初稿が書き終えたので、英語校正に進むところです。

今まで投稿することを考えたこともなかった、Leading Journalに”記念投稿”できるようになったというだけで感慨深いです・・・笑(ちなみに教授には記念投稿は時間の無駄だと怒られます笑)

次は、JMDCデータという外来診療のデータベースを用いた研究計画があるので、卒業の3月までにはある程度形にしておきたいなと思います。

 

来年以降は博士課程に進もうかなと思っていますが、前期試験の願書を送るタイミングを逃してしまったので笑、

後期試験の受けられるところに受験します。

こっちは、また進路が決まったらご報告します。

 

 

最後に、今年一年は自分の知見を広めるための勉強も開始・継続してきました。

 

色々な分野の本を読んだのはもちろんのこと、

自分が家を借りたり買ったりする時や、クリニックで開業する時、不動産投資を考えるときに「不動産の知識」は必須だなと思ったので、

不動産の勉強をしてみました。

医師6年目、不動産の本を12冊読んだのでランキング形式で感想を書くよ

まずは、不動産投資の本を10冊以上読んでみて、

「不動産投資やってみて〜!」

と思ったところで、

こちらの宅建の参考書を読んだところ、

「不動産の勉強してみたい!」となって、

実際に100時間程度勉強して、”宅地建物取引士(宅建)”という国家資格の試験を受けてきました。

医師6年目、不動産の勉強のために宅建試験を受けてきたよ

結果は、不合格でした笑

 

しかし、宅建を勉強する中で、

個人と個人の契約や取引に関する一般法である「民法」の勉強をして、

次は「法律おもしれ〜!そういえば、公衆衛生で肝になる行政も、法律が大事だったよな。勉強してみよう!」と、なりました。

 

教材として選んだのが、

民法と行政法にしっかり内容のウェイトが置かれている「行政書士」です。

独学の場合勉強時間の目安が800-1000時間と言われているので、合格はかなり遠いですが笑、

とても勉強になるので2021年の10月ごろから勉強を続けています。

スタディングという映像講座に、6万円も打ち込んでしまいました笑

https://studying.jp/

 

資格試験を勉強する理由は、国家資格が欲しいわけではなく、

①資格試験産業はとても勉強教材が豊富なので、勉強しやすい

②なんだかんだ合格したくなっちゃうので勉強が捗る

という2点のために利用させてもらっています。

 

 

 

と、とりとめもなく1年を振り返ってきましたが、

いろいろなことにチャレンジした1年だったように思います。

 

2021年は、

「医師として臨床に重点を置いていた自分のエフォートを、他の分野に広げてみた」1年でした。

ものすごい勢いで自分のできることが増えていくのを感じた1年でもありました。

 

2022年の今年は、

「人生の土台作り」

と題して、必死に勉強しながら、環境作りに励もうと思います。

僕が、学んだ知識や、磨いたスキル、経験は、

誰も僕から奪うことはできません。

それと同時に、

収入を担保する環境や、研究が継続できる環境、今後の活動をする上での組織作りなど、

これからの人生において土台になるような部分を今年一年は積み重ねていこうと思います。

 

2021年は知識や経験のインプットが、かなりできた感じがあるので、

今年の2022年はもう少しブログで発信することにも力を入れていきたいと思います。

 

それでは、

今年も、よろしくお願いします!

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