こんばんは、次郎作こと布施田泰之です。
多忙なことで名高い、東京医科歯科大学の膠原病科を回り始めて早1ヶ月。
「卒後3,4年目の上級医に負けない」をコンセプトに、モリモリ勉強しています。
そんなときに使っている参考書を紹介します。
少しマニアックなものもありますが、有名なおすすめ参考書なので、紹介します。
1つ目
膠原病診療ノート
有名な膠原病の参考書です。
かなり詳しく書いてあるので、有名どころの膠原病は、「今日の診療サポート」とこの教科書を読むことで基本的な知識を勉強します。
さすがに「今日の診療サポート」や他の教科書には書いてないレベルで詳しく疾患が書いてあり、1つの疾患の項目を読みきるのもなかなか時間がかかります。
しかし、疾患に対する感覚的な話から書いてくれるので、読むだけで疾患に対する専門家の印象とか考え方を学ぶことができます。
2つ目
一冊できわめるステロイド診療ガイド
膠原病とはきっても切れないステロイドについての参考書です。
特に、絶対付き合っていくことになる「ステロイドの副作用」の項目はとても読みがいがあって勉強になりました。
ステロイド糖尿病は、食後血糖が上がりやすく午後以降の血糖があがりやすい、などその理由から説明してありいろいろお勉強になります。
かなり論文の文献ベースなので、参考文献にすぐとべて、いろんなパーセンテージが提示されている点も勉強になります。
個々の疾患ごとのステロイドの使用量などは、上記の膠原病診療ノート等で学びます。
3つ目
リウマチ病診療ビジュアルテキスト
診察法から、膠原病の皮膚所見から、膠原病の病理像まで、
豊富なカラー写真で構成されており、1つ目に紹介した「膠原病診療ノート」に足りなかった部分を補ってくれます。
また関節の疾患も取り扱っており(痛風、偽痛風、感染性関節炎など)、1冊では満足できない時に有効です。
4つ目
間質性肺疾患診療マニュアル
ちょっとイレギュラーな参考書ですが、呼吸器内科をまわっていなくて間質性肺炎に疎かった僕はとても勉強になりました。
上級医たちが話す、
「このCT所見は器質化肺炎だからPSL 0.5mg/kgのステロイドでよく効きそうだな」
のような会話についていけなくて悔しくて買いました。
IPF、NSIP、COPあたりのCT像や臨床像、
膠原病ごとにどの病態をとりやすいか、などを調べて勉強しました。
僕が現在、膠原病科を回っていて特別購入した参考書は、上の4冊です。
少し怖いのは、最初は研修医向けの読書感覚の参考書ばっかりだったのが、
最近内科の専門的な参考書を買うようになってきて、値段が跳ね上がったことですね笑
この上の4冊だけで、
3万5千円くらいする!笑
まぁ、参考書があるとないとで勉強効率が全く変わっちゃうので仕方ないですね!
どっかに、布施田くんの将来に懸けてくれるパトロン(お金くれる人)いないかな!笑
↓大金をはたいて勉強する僕に応援のクリックお願いします。