僕は、今回の記事で2つの事を実証したいと思っている。
1つは、男1人で「タイの謎の遊園地”Dream World”」は楽しめるのか、ということ、
もう1つは、他人の考え方・文体・ユーモア・写真の使い方等はどこまでトレース出来るのか、ということである。
賢明な方はお気付きかもしれないが、この記事は「パロディ記事」である。
いったい誰の?
”ジャニーズオタクの彼女を「彼氏オタク」にするために頑張った”
彼だ。
彼のブログ “CITYBOY.ME” は、Facebookを中心にSNSで拡散され、彼は一躍時のブロガーとなった。
彼の洗練されたセンスと独特のユーモアは、読む人の心をわしづかみにした。
では、もしそのセンス、文体、ユーモアを完全に真似することが出来たら?
そして、そこにほんの少し僕のテイストを足すことが出来たら?
そう、
最強だ。
今日は、突然の祝日。タイの祝日のタイミングは分からない。
なので、丸1日自由な時間がある。
僕はさっそくGoogleを開いた。
「タイ 遊園地」
来てしまった。
男1人で、タイの謎の遊園地。
さて、僕は楽しめるのだろうか?
遊園地に来て、まずすること、
それはチケットを買うことだ。
当たり前だと、言うかもしれない。
しかし、ここはタイである。
全く、料金設定が分からない。
とりあえず、外国人向けのinformationに向かった。
一人、1000バーツ。約4000円。
もし、そんなものかと財布を開こうとした読者がいたら、
残念だが、タイでは生きていけない。
僕は、informationを出た。
チケット売り場の近くの、タイ人の大学生たちに英語で話しかけた。
タイでも若い世代は、英語でコミュニケーションをとれることが多い。
この看板を指さしながら話をする。
僕「すいません、タイ語が読めないのですが、僕はいくら払えば入場できますか?」
(え、英語ムリムリ!)
話しかけた子はそんな顔をしながら、英語を話せる友達を呼んできてくれた。
「う~ん、乗り物は全部1回ずつ乗れるやつがいいのかい?」
「はい、それです!」
「それなら、1人480バーツだね」
「コープンカッ(ありがとうございます)」
こうして、チケット売り場で480バーツ(約2000円)を差し出し、難なく入場チケットを手に入れた。
先ほど提示された金額の半分以下の値段である。
もちろん、売り場の人は日本人の僕にも当然のようにチケットを売ってくれたし、その後アトラクションに乗る時も快く通してくれた。なんの問題もない。
これが、社会である。
タイ語を読めない、というより、
社会の仕組みを知らない、ことで通常の倍以上のお金をとられるのだ。
そして、こういったことはこの世の中に往々にして存在する。
話を戻そう。
僕は、ここに楽しみにきたのだ。
今回の記事にあたって、僕は最大の壁にぶちあたっていた。
「自撮り問題」だ。
僕は、そもそも写真が苦手だ。
写真の時はいつも、こういう風に顔を隠す。
僕の顔には特徴がない。味もしゃしゃりもない顔だ。
黒髪、面長、眼鏡という日本人あるある三拍子が揃っている。
見知らぬ後輩に挨拶されることにも、挨拶された後に「うわ、ミスった。そっくりさんじゃん」という顔をされることにも慣れた。
最近では、タイ人にも似ているらしく、他大学の日本人医学生からもタイ人に間違えられ、
さらにはシリラート病院の先生の「きみ本当に、日本人?」という冗談で、タイ人医学生たちの笑いをかっさらった。
だが、
彼のブログを真似るためには、自撮りは免れない。
僕は、覚悟を決める。
まずは、自撮りに慣れるために顔の上半分から始める。
それは、水が苦手な子供が、水に慣れるために顔半分を水に沈めるところから始めるのと全く同じ理由だ。
次は、
僕の顔より注目が行くであろうものと一緒に撮る。
よし、慣れてきた。
次は、あれで自撮りしよう。
こうなる
はっきり言おう、顔をはめて撮る系のものと自撮りはおそろしく相性が悪い。
では、こういった顔はめパネルと一番いい組み合わせは?
もちろん、これだ。
あの顔はめパネルは、はしゃぐ子供を親がなだめながら写真を撮るためにある。
そうこうしているうちに、今回の記事ぽっきりだと考えれば、自撮りは許容出来るようになった。
そろそろ、アトラクションに乗ろう。
アトラクション、と聞いて連想する言葉といえば、
待ち時間、であろう。
しかし、ここはタイの謎の遊園地、その名も「Dream World」
基本的に5分も待たない。
つまり、どの順番でどの時間帯にどのアトラクションに乗ろうがロスタイムは全くないのである。
まず僕は好きな乗り物、絶叫系のアトラクションを攻めることにした。
初めにこれに乗った。
酔った。
まさかの、一つ目のアトラクションでダウンである。
30分以上、ベンチで寝ていた。
果たして、僕はこの遊園地を楽しめるのか。
少し回復してきたところで、矢継ぎ早にジェットコースターに乗った。
足ぶらぶら系コースターに
スペースマウンテンだ。
聞き覚えのある名前? いや、それは気のせいだ。
(ちなみに、暗闇の中を縦横無尽に駆け巡る系のコースターだ)
ひと段落した僕は、
輪投げや射的などの出店を見て回った。
その中に、バスケものがあった。
一回50バーツ(約200円)だ。
景品をゲットした。僕はこのテディベアに「くま」と名付けた。
景品をゲットするまでに400バーツを(約1600円)使ったことは秘密にしておこう。(ほぼ入場料と同じだ)
今回の目的である、「男1人で、タイの謎の遊園地は楽しめるか」であるが、
この写真から、僕が心から楽しんでいることが分かるだろう。
いや、むしろ怖い。
くまと2人になったあたりから、何かが吹っ切れた。
超巨大なぬいぐるみを抱えながら歩いていると、みんなが僕を羨望のまなざしで見つめる。
(あぁ、みんなあの難しいゲームをクリアした僕に憧れのまなざしを向けている・・・)
僕は、次にスーパースプラッシュに向かった。
(聞き覚え? 気のせいだ)
急降下してきて、
こうなるやつだ。
急降下してきて、
こうなるやつだ。
僕は、アトラクションより気になることがあった。
あの橋にいたらどうなるんだろう・・・
「濡れる」のは分かっている。
「どのくらい濡れるのか」「濡れて僕は何を思うのか」
あの水しぶきのその先を見たかった。
ということで、あの橋に立った。
この橋はアトラクションに乗った後に1度しか通れない神聖なものだった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あの橋に立っているとどうなるか?何を感じたか?
「とても濡れて、寒さを感じる」
それだけだ。
世の中はシンプルに出来ている。
その後も、
くまに1人分の席を確保してあげて、一緒にコースターに乗ったり、
くまとトウモロコシを食べたりした。
そうして、僕は帰路についた。
最後に
僕は、「タイの謎の遊園地」を男1人で、心の底から楽しんだ。
くまをゲットした直後のこの写真を見ればどれくらい僕が楽しんだか分かっていただけるだろう。
しかし、もう一つの目的であった、
彼の真似はどのくらい出来ていただろうか。
僕は彼のブログを3年前まで遡り、彼の文体やユーモア、写真の使い方など隅々まで研究した。
そして、この記事で表現した。
しかし、
どのくらい真似できていたか、その評価を僕自身が下すことは出来ない。
それは読者のみなさんに評価を委ねたいと思う。
そのためにも、少しでも多くの “CITYBOY.ME” ファンの目に、この記事が届くことを願っている。
それでは、最後に、
今日の絵日記を紹介してお別れしよう。
では、また会う日まで。
次郎作
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