うさぎの物語

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こんにちは、ケンジです。

前回、自分が訪れた国の名前を日本語に直訳してみて、それを見ていたら物語が出来上がてしまった話をしました。
“スペイン=うさぎ ~国名を日本語に直訳したら物語になった~”

今回はその第3話です。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「きみ、自分だけが孤独って顔をしてるね」

彼は頷くことも否定することも出来なかった。

 

 

「そうやって自分を守るのがとっても上手なんだね」

その瞬間に彼の胸はドキリとなった。

 

 

 

 

うさぎの言う通り、

 

自分を自分で孤独にすること

これが彼にとっての身を守る術だった。

 

 

 

周囲に対する期待値を下げておいて

そうして、周囲からの施しがなくても

 

そりゃそうさ、ぼくは孤独だから

 

と平気な顔をしている。

 

 

そんな狡い考えかたを、彼は生まれた時にはもう身につけていたのかもしれない。

そしてそれをいきなり指摘された時に、彼ははじめて気がついた

 

フリをした。

 

 

 

 

 

このうさぎは一体何者なんだろう

 

思案していると、続けてうさぎは話した。

 

 

「ぼくと一緒に旅に出てみるかい?」

 

どこに行くんだろう

 

「行ってみたい場所があるんだ、エーゲ海に沈む地(エジプト)さ」

「ここから陸続きで行けるかもしれないし、行けないかもしれない。」

「その場所に何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。」

 

 

 

この瞬間、

彼は生まれて初めて

 

笑った

 

 

もっとも、これは嬉しいとか面白いという類の笑いではなく

「どれだけでもぼくを追い込んでみてよ」

という、好奇心からくる不気味な笑みだった。

 

 

 

そしてその笑いのあとに、また笑った。

 

 

今度は急に可笑しくなってしまったのだ。

笑っている自分に気付いて、また笑った。

 

 

笑うっていうのは、なかなか良いものじゃないか。

 

「きみ、笑ってるね。意外と嫌いじゃないよ。」

「さあ行こう」

 

 

 

 

 

「走り方はこうさ」

「まずは西に向かって目一杯走るんだ。そうして疲れたら休憩して、今度は北に向かって走る。」

「北に向かって、疲れたらまた休憩して西に」

 

 

「月が出ている間は走るのをやめるんだ」

「ぼくは神と戦う(イスラエル)のが嫌いだからね。」

「太陽の神様がいるんだったら、月の神様がいてもおかしくはないでしょ?」

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(Photo by flickr)

「おっと今日は月がまんまるだね。月が見えなくなるまでは休憩さ。」

 

続きはこちら
“彼は怒った 〜うさぎの物語の続き〜”

 

 

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