次郎作です。
ていうか、布施田泰之です笑
このブログやってる時点で、もう本名とかどうやったってダダ漏れなので、
名乗ることにしました笑
今回は、「タイ盗難事件」の本当の完結編です。
「タイ盗難事件」を知らない人は、下の2つの記事を読んでみてください。
昨日、ついに出るとこ出てきました。
順序を追って説明します。
実は、これだけブログで囃し立てておいて、まだマヒドン大学側には何も報告してませんでした。
そこで昨日、マヒドン大学の国際支援課という、僕たち留学生の手伝いをしてくれる課の人に相談に行ったんです。
最初は、状況を説明しても僕の下手な英語でなかなか伝わらなかったんですが、
動画を見せたら一発でした笑
国際寮で盗難があって、それをジャパニーズボーイが動画におさめた!
ということで、国際支援課内はお祭り騒ぎ。
みんなで食い入るように動画を見ています。
やっぱり、
「カメラを2個仕掛けておいたんだけど、iPadの方のカメラは見つかってデータ消されてた」
ってところで大盛り上がり!笑
“You are smart!!”などと褒めてくれました。
そして、その場にいなかった国際支援課のボスから「警察にいって、レポートを書いてきて」という指令があり、
僕と、国際支援課の方、寮が入っている建物SiMRの責任者、掃除会社のチーフ、などと総勢6名ほどで警察に向かいました。
警察につきました。
警察所には、野良犬もいました笑
それから警察官を交え、1~2時間ほどの話し合いが始まりました。
全部タイ語です。
眠かったです。
マヒドン大学からすると掃除のおばちゃんを逮捕してやろうとしてたっぽいんですが、
僕の考えていた通りになりました。
逮捕に至らなかったんです。
自分の手で犯人を刑務所に送るのはためらわれたし、
なにより、もし本気で捕まえにいくならもっと色々やるべきことがあるなと思ってました。
警察の方は、そこを見事に見破りました笑 さすがです笑
今回逮捕に至らなかった理由は大きく2つあります。
1つ目が、「報告が遅い」ということ。
僕が犯人の犯行を映像におさめたのは5/15ですが、報告に行ったのは昨日なので5/27です。
もう既に、掃除のおばちゃんたちはクビになっていて、行方不明になっています。
ちなみに、クビになった理由は「他の部屋のイギリス人のお金を盗んだ」からでした笑
日本人の友達のお金も盗ってるし、掃除のおばちゃん余罪めっちゃあるじゃん笑
2つ目は、「犯人は、動画の中で、財布を漁ってはいるがお金を盗ってはいない」ということ。
本来おとり調査は「犯罪を犯させて、捕まえる」べきなんでしょうが、
僕がカメラを仕掛けた理由は「犯人が掃除のおばちゃんかどうかを知ること」だけだったので、
今回僕は、わざわざ財布の中にお金は仕掛けずに、財布を漁っている動画だけを撮りました。
この動画の時もお金を仕込んでいなかったので、財布を漁ってはいるが実際にお金を盗っているわけではありません。
それが、警察からすると「この動画は犯罪の証拠にはならない」とのことでした。
この2点が、今回「掃除のおばちゃんの逮捕」に至らなかった理由で、
僕自身も、もし逮捕するなら問題になるなと思っていた点でした。
しかし、犯人であることは明らかなので、後日、警察から2人に直接厳重注意がいくことになりました。
本当は掃除会社に登録してある電話番号で、
警官がその場で電話して警察所まで呼び寄せる手はずだったんですが、
掃除のおばちゃん、
すでに電話番号変えてました!笑
さすがにこの段階で、「これは常習犯すぎるから、逮捕した方がよかったな」と思いましたね笑
僕としては、14,000円で一生モノの思い出作れたからオッケー、って感じだったんですが、
今回の事件を通して、
「犯罪を犯罪として、しっかり取り締まること」は、社会にとって必要なことだなと感じました。
「掃除のおばちゃんにも、きっと子供がいて、事情があって・・・」とか、考えちゃうあたりがまだ僕も甘ちゃんだなと思います。
その後、シリラート病院に戻ってくると、
寮が入っている建物”SiMR”の責任者から、
「盗難分のお金を、マヒドン大学として補償したい」との申し出がありました。
つまり、
盗難分の「4000バーツ(約14,000円)」返ってきました!!!
日本の友達が盗られた分のお金も補償してくれました!!
(今度日本で会った時に渡します!)
なんだか僕としては、
盗られたお金も返ってきた上に、盗難エピソードまで頂いて、
いたせりつくせりで申し訳ないくらいです笑
東京医科歯科大学にも報告しましたが、
「マヒドン大学が盗難分を補償したいと申し出てくれているなら、ありがたく受け取ってください」とのこと。
その上、タイに精通している先生からは事前に、
「タイは面子を気にする国ですので、清掃員だけ変えて掃除会社をかえていないところをみると、ことを穏便にすませようとすると思います。1番いいのは、布施田君に盗られたお金を渡して、何もなかったかのように清掃を続けることでしょう」
といった趣旨のメールを頂いていました。
予想的中、流石過ぎます笑
今回の「タイ盗難事件」のその後をまとめると、
・盗難分の4000バーツ(約14,000円)はマヒドン大学から補償された
・掃除のおばちゃんは掃除会社をクビになり、警察から厳重注意がいくことになった(逮捕には至らず)
・マヒドン大学は再発防止に尽力し、SiMRの責任者が掃除のおばちゃん1人1人に面談を行っている
・僕としても、いい経験ができて多くのことを学んだ
といったところです。
これにて「タイ盗難事件」は本当に完結しました!
多分、ブログを読んでいる方の中でも、純粋に心配してくれていた人もいたと思います。
ありがとうございました。
でも、大半は野次馬精神でブログを覗いてくれていたと思います。
みなさん、
「僕のジャーナリズム精神が犯人特定して、お金も返ってきましたよ!!笑」
応援ありがとうございました。
布施田泰之
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↑ずっと1桁でくすぶってます。
こんにちわ。突然のコメント失礼します。いつも楽しく読ませていただいてます。僕は地方医学部の6年です。夏休みを利用してシリラート病院で2週間ですが実習をしようと思い学校経由ではなく自分で交渉しなんとか実現しそうです。ここで質問なんですが、宿の件です。学校側に宿舎はあるか?とのメールをしたら、宿舎リストが同封されてきました。その中から選ぼうとしていた矢先、次郎作さんのブログを拝見しました。今住まわれている宿舎は無料と聞きましたが、実習申込の際にその宿舎はすぐ紹介されたのでしょうか?記事を読むと以前にシリラート病院の関係者とコンタクトをとる機会があり、宿舎の提供を約束されたみたいですね。紹介された宿舎は有料なのでできれば無料の宿舎がいいなと思った次第なのです。。普通の海外からの実習生は病院近くの普通のサービスアパートメントを利用しているものなのでしょうか?交渉の余地があれば無料の宿舎に滞在したいなと思いコメントさせていただいた次第です。なにかアドバイスがあればいただきたいです。。いきなりの長文失礼しました。
コメントありがとうございます。
夏休みを利用して、シリラート病院で実習とは素晴らしいですね!!
そうですね、基本的に海外から臨床実習にきた医学生は近くの宿をとって通っていました。カオサンから毎朝チャオプラヤ川を越えてくる学生もいました。
しかし、(僕には全く保証は出来ませんが)僕がお世話になったマヒドン大学の国際支援課の方を紹介するくらいのことは出来ます。
もしそれでよければ、Twitterで連絡ください。ダイレクトメッセージで詳しいことはお伝えします。
@zilousaku ブログにものせてありますが、こちらが僕のアカウントになります。
では、連絡お待ちしています。そして、シリラート病院での臨床実習も応援しています!
返信ありがとうございます!Twitterフォローしました!
夜分遅くにコメント失礼いたします。
本日(正確には昨日ですが)の医科歯科大オープンキャンパスであなたのお話を聞き興味を持ち拝見させていただきました。
何か特別質問があるわけではないのでコメントを残すのも失礼かなと思ったのですが、憧れの先輩に読んでいただけるならと思ったため送信することに致します。
ほかの記事も読ませていただきます。
では、大学生活、頑張ってください!
コメントありがとう。
オープンキャンパスでは少しふざけた話しちゃったけど、このブログに留学の事とかいろいろ書いてるからよかったら他の記事も見てみてください。
僕は来年卒業しちゃうけど、また何かあったらこのブログに質問くれれば答えます!
何より高校生の時が、一番人生の選択肢が広い時期だと思います。勉強する前に、いったい何をしたいか考えるといいかもしれませんね。
あと、高校時代はしっかり楽しんでください!!
わざわざ返信をありがとうございます!
実は麻酔や脊髄、腰椎について研究と思っておりまして、医科歯科はそういった研究設備も整っておりほかの病院での研究も出来るという説明を聞き、またweb上でも読んだのでとても興味を持ちました。
自身の病気(実はわたしは脊柱の病気なのですが)で苦しむ人を救ってあげたいなーと今は漠然とですが考えています。
はい、選択肢が広いのは自分でもすごく感じています。友達の進もうとしている道も本当に様々なので…
なかなか難しいですが視野を広げた上で将来についてもっとじっくりと考えていきたいと思っています。
(一度返信をいただけただけで本当に光栄ですのでお忙しいようでしたら返信は大丈夫です、大学生活応援しています!)
いいですね。何か胸をはってこうしたいってものがあるとモチベーションにもなると思います。
大学で勉強してもたいして人生かわりませんが、高校時代は勉強することによって劇的に人生をかえることが出来るとと思います。
ホントに頑張ってください!
あと、大事な青春時代でもあるので楽しむことも忘れずに!笑