どうも、次郎作こと布施田泰之です。
去年、東京医科歯科大学の6年生だったころに書いた記事
”マッチング先人気No.1「東京医科歯科大学」の内部生からの耳より情報”
が、予想に反して検索から読まれ続けていて、
僕が今年から初期研修し始めて新しく知ったことも付け加えたいと思うようになりました。
また、後輩からもなぜ僕が東京医科歯科大学での研修を決めたか、とか、
プロ1とプロ2どっちがオススメですか、とか、かなり聞かれるので、
(一年目に大学で研修し二年目に外病院で研修することをプロ1、その逆をプロ2と呼びます)
そこらへんの情報も書いていきたいと思います。
まず、マッチング試験に関してですが、
最近は基本的に「国試の過去問」から出ます。
僕たちの時は過去3年分とか言われていましたが、過去5年分くらいやっておけばある程度の問題を網羅出来ます。
僕の代でマッチング試験に出た問題が国試の何回からの出題か分析している同級生がいましたが笑、
確か過去5年分で半分以上はカバーできていた覚えがあります。
また、東京医科歯科大学の初期研修の志望者(マッチング試験・面接を受ける人)の数は、
僕が概算した感じで360人ほどです。
試験が3日に日程を分けて行われるのですが、僕が試験を受けた日の会場には120人くらい(机数等からの概算)いたのでその3倍で単純に360人くらいいると思います。
そのうち半分がプロ1志望、半分がプロ2志望だと考えると、
定員55~60人のところに180人受けに来ていることが分かります。
倍率3倍ですが、実際はとりあえず受けとく系の人が多いので、第一志望だけでみるとちょうど定員の数と同じくらいのようです。
東京医科歯科大学のマッチング試験の合否は面接重視ということが言われていますが、
マッチング試験の筆記が大切になる人たちがいます。
プロ2志望の方々です。
プロ2の人は1年目に外病院にいくため、希望通りの病院にいけるかどうかは「マッチング試験の成績で決まる」ということになっています。
東京医科歯科大学の内部生の友達も有名病院に行きたいがためにマッチング試験に向けて勉強してました。
では、プロ1の方々はどうやって2年目の外病院が決まるのでしょうか?
ここで登場するのが悪名高き「ポイント制度」です。
1年目の大学での研修中の取り組みがポイント化されて蓄積され、それの多寡で2年目の病院の希望を通してもらえるかが決まります。
回っていた科の指導者からの評価や師長さんからの評価、さらには週1のセミナーの出席(1点)から、学会での発表(50点?)などが点数の対象のようです。
このポイントを気にしながら1年間研修するのが気が重いということでプロ1を避けてプロ2にする同級生もいました。
僕は個人的には、客観的に努力に対する評価が与えられる点でモチベーションにもなるし、悪くない制度だと思っています。
また、プロ1とプロ2の根本的な違いですが、
まずこの図をみてください。
僕は研修医になるまで知りませんでしたが、
「プロ1では、東京医科歯科大学附属病院のマイナー科はまわれません」
(選択の2か月で麻酔科を選ばず、他の科を回る技はある)
1年目では、内科+外科+救急+選択を回ります。
2年目は、ほぼ自由選択です。(もしかしてこれ常識?笑)
一番大きな違いは↑これですね笑
細かい違いをあげると、
・プロ1は8割ほど東京医科歯科大学以外出身だけど、プロ2は8割くらい東京医科歯科大学出身者。
・プロ1は全員寮に入れる(月5万)が、プロ2は1年目薄給だった人のみ。
とかですかね。
東京医科歯科大学で初期研修を、と考えている人が主にこの記事を読んでいると思いますが、
総じてとてもオススメですよ。
どちらかというと、忙しくても大丈夫って人向けな気がします笑
僕が研修医1年目として苦戦する様は、このブログでもたくさん記事を書いているのでよかったら読んでみてください。
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