次郎作こと、布施田泰之です。
僕ももう6年生ということで、
この夏に初期研修先を決めるマッチング試験なるものを受けないといけません。
初期研修先を決める基本な流れとしては、
5年生の夏ごろから初期研修先を決めるために興味のある病院に病院見学に行き、
6年生の夏ごろには、その中からいくつか行きたい病院をリストアップし、その病院に願書のようなものをだし、面接を受けに行くことになります。
そして、自分の行きたい順に、申し込んだ病院にランキングをつけ、
逆に、病院側も希望する学生の中から、採用したい順にランキングをつけます。
ここで、とある「アルゴリズム」が活躍し、
ある一定の決まりに基づいて病院と学生をマッチしていくのです。
これが俗にいう「マッチング」ってやつです。
これによって、多くの学生と多くの病院が出来るだけ希望に沿った未来をつかんでいくのでした。
そして、人気病院に限ってはマッチング試験に筆記試験もあります。
実は、初期臨床研修人気病院ランキング1位の東京医科歯科大学も筆記試験があります。
(人気病院ランキングは、”こちら“)
東京医科歯科大学の筆記試験に関した情報を言うと、
基本的に、国試過去3年分から出ます。
(ここらへんから情報のソースは、医科歯科内にまことしやかに流れる噂になります。信じるか信じないかは、あなた次第です。)
去年は完全に、過去3年分から出たそうですが、
今年はどうやら少量「オリジナル問題」が出るようです。(噂です)
そして、東京医科歯科大学のマッチング試験の日程は3日間あり、
今年で言うと、8月5日、8月18日、8月27日の3日に分けて行われます。
当然、後に受けた方が勉強する時間があって有利と思いきや、
一応後の日程の方が問題が難しくしてあり、その上評価の基準が、
試験を受けた日の受験者の中での「偏差値」のようで、日程が違うことで不利になることはないようです。(これは確か明言してたかな?)
試験に関しては以上ですが、
初期研修の中身について少し医科歯科内部の情報を提供します。
東京医科歯科大学の研修が人気な理由の1つに「たすき掛け」制度が取り入れられていることがあります。
2年間研修期間があるうちの、どちらか1年を東京医科歯科大学付属の大学病院で、
もう一年を関連病院で行うという制度です。
(関連病院とは、東京医科歯科大学卒業の医師が多く働く病院といったイメージです)
1年目に大学病院で研修し、2年目を関連病院で研修するコースを「プロ1」、
1年目に関連病院で研修し、2年目を大学で研修するコースを「プロ2」と呼んでいます。
基本的に東京医科歯科大学の学生には「プロ2」が人気です。
その理由は、
2年目に大学病院を回ることもあって、大学病院での選択科の希望が基本的にとおること、
1年目で大学病院に回ると雑用が全部回ってくること、
2年目に大学病院をまわるとそのまま大学の医局に入りたい人はスムーズに行くこと、などが東京医科歯科大学の学生に「プロ2」が人気な理由のようです。
ちなみに、↑これ全部誰かの受け売りです笑
東京医科歯科大学の学生の半分ほどは、自分の大学で初期研修をすると聞きます。
つまり、50人ほどが大学で研修するわけです。
しかし!
「プロ1」で研修する東京医科歯科大学の学生は6人ほどらしく、残りは全員「プロ2」で研修するようです。
おかげで、東京医科歯科大学以外の大学から東京医科歯科大学で研修することを希望する人は、
「プロ1」に多いことになります。
というより、
東京医科歯科大学が内部の学生を優先的に採用するならば、
「プロ1」の方が「プロ2」の何倍も受かりやすいことになるため、
「プロ1」に他の大学の人が集中するのもうなずけます。
以上、東京医科歯科大学の初期研修・マッチング試験に関する内部からの情報でした。
まぁ、こんなこといろいろ言っても、
僕は東京医科歯科大学が初期研修先として人気No.1である理由は、
「立地の良さ」だと思ってます笑
これだけは本当に誇りに思っています。
みなさんも、御茶ノ水駅に来た際は、
東京医科歯科大学の立地の良さに恐れおののいてください笑
追記
この記事からほぼ1年が経過しました。
僕は東京医科歯科大学で研修医1年目として働いています。
人気No.1 東京医科歯科大学で働く初期研修医からのマッチング試験情報
働いてみて新しく分かった情報を盛り込んで記事を書いたのでこちらも参考にしてみてください。
次郎作
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