国名を日本語に直訳した物語の続き

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こんにちは、ケンジです。

前回、自分が訪れた国の名前を日本語に直訳してみて、それを見ていたら物語が出来上がてしまった話をしました。
“スペイン=うさぎ ~国名を日本語に直訳したら物語になった~”

今回はその続きです。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

翌朝目覚めたうさぎは、昨晩自分にした願掛けを忘れていた

だが、どこに行こうかと迷っている時にふと波の音を聞き、思い出した。

 

 

 

そして海の方に向いた自分の頭を、山の方へ向け直したい気持ちを必死に押さえつけながら、覚悟した

 

海へ行こう

 

うさぎには分かっていたのだ。自分は野の動物

山に行けば、すぐにそれなりに暮らしを得ることはできる。

 

 

しかしうさぎはなぜかその節理に抗い、海の方へ向かった

そしてそこで見つけた帆船の積荷に忍び込んだ。

 

 

 

 

 

 

船が出てから三回目の朝

とうとううさぎは人間に見つかってしまった。

 

 

 

「なんやこのうさぎは」

「まあまあそういじめずに」

「きっとこいつも丘の国(マレーシア)に行きたいんじゃろう」

「喰ってしまうか」

「丘の国(マレーシア)はまだまだ遠いからな」

「どうしますか、船頭」

「途中、すごい平和の国(ブルネイ)で下ろすとしよう」

 

 

 

彼は生き延びた。

 

 

 

その後、船員は彼を苛めたり、可愛がったりしながら過ごした。

 

 

産まれて初めて味わった、厳しさと優しさは

彼から冒険する気概を削いでいった。

 

 

 

うさぎは寂しがり屋の生き物なのだ

彼は寂しくなった。

 

 

それでもずっと一緒にいられるわけはない事もなんとなく分かっていた。

 

 

そしてその時はきた。

すごい平和の国(ブルネイ)とやらに船が到着したのだ。

 

 

 

船員たちは彼を乱暴に放り投げて、すぐさま港を出てしまったが

それが決して乱暴なだけではなかったことを彼は知っていた。

 

 

 

この国に着いた時

彼には立派な感情が備わっていたのだ。

 

 

 

 

 

優しくないもののようで本当は優しかった

船員のような存在もあれば、

 

優しいもののようで本当は優しくなかった

自分の親のような存在もあることを知った。

 

 

 

 

しかし彼が特別親を憎んでいるということはなかった。

 

 

 

いや、正確に言えば憎んでいたのかもしれない。

もっと正確に言えば、愛おしくもあっただろう。

 

 

だが、これはどうしようも無い問題で

憎むことも愛おしく思うこともしないほうが身のためだ

ということを彼は理解していた。

 

 

自分の感情を隠すのがとても上手だったのだ。

 

 

 

 

 

 

そしてふと彼は気になった。

 

この国にうさぎはいるんだろうか

 

自分が本当の孤独にいるのかどうか確認したくなったのだ。

そしてうさぎ達を探しに山の麓(ネパール)へ行くことにした。

 

 

 

 

ただ確認するだけで、仲間がいようが孤独だろうがどっちだって構わない

 

そう思いつつ、

この時にも彼は自分の本当の感情に気がつかないフリをしていた。

 

 

 

本当は彼にだって仲間が欲しいのだ

 

 

でもああやって捨て鉢に振舞うことで

他にうさぎがいても、いなくても

どちらの状況にも合わせられるようにしているのがその時の彼だった。

それが彼にとっては、これ以上自分の心に傷を負わせないための手段だったのだ。

 

 

 

 

 

 

はたして、山の麓の川(インド)を上流に向かって歩いていると、彼は大きなうさぎの集落をみつけた。

 

そこに迎合したい気持ちと、それを跳ね除ける気持ちの板挟みとなりただ立ち尽くしているだけに見えた彼に、

一匹のうさぎが話しかけた。

 

 

続きはこちら
“うさぎの物語”

 

 

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