第十四話「福井のニート、外人に何か聞かれる」

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仕事を1ヶ月で辞め、生まれ故郷の福井を飛び出し上京した友達の物語

第一話から読むと楽しめます。

第一話「辞めます」

 


 

 

これは、仕事を終え、帰宅時の話。

 

 

仕事を終えた僕は、自宅へ向かうため山手線外回りに乗る。

 

電車を待っている時、後ろから肩をトントンと叩かれた。

 

誰だ??

 

そう思い振り返ると、

そこには外国人2人組の姿が、、、、、

 

 

外国人をみた僕は、ほんの一瞬、

「ブルーサムライ」が頭をよぎったが、関係ない。

 

 

そして、目が合うと1人が

 

「○○○、△△△、tokyo??」

 

 

と英語で質問してきた。

 

しかし、僕には最後のtokyoの部分しか聞き取れなかった。

 

 

 

勘のいい僕は、「東京行きの電車に乗りたいのか」とすぐに察した。

 

内回りの電車の方を指差しながら、

 

「away、away」と耳元で囁いた。

 

 

「Thank you!!」

 

お礼を言われ、困っている人の役に立てたと思いつつ、

その2人が無事たどり着けるか見届けていた。

 

 

 

 

 

すると、僕と別れてすぐ駅員さんに再び質問していた。

 

 

 

僕の拙い英語じゃ、伝わっていなかったようだ。

やはり、言葉の壁を超えるのは難しい。

 

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