仕事を1ヶ月で辞め、生まれ故郷の福井を飛び出し上京した友達の物語
第一話から読むと楽しめます。
これは、仕事を終え、帰宅時の話。
仕事を終えた僕は、自宅へ向かうため山手線外回りに乗る。
電車を待っている時、後ろから肩をトントンと叩かれた。
誰だ??
そう思い振り返ると、
そこには外国人2人組の姿が、、、、、
外国人をみた僕は、ほんの一瞬、
「ブルーサムライ」が頭をよぎったが、関係ない。
そして、目が合うと1人が
「○○○、△△△、tokyo??」
と英語で質問してきた。
しかし、僕には最後のtokyoの部分しか聞き取れなかった。
勘のいい僕は、「東京行きの電車に乗りたいのか」とすぐに察した。
内回りの電車の方を指差しながら、
「away、away」と耳元で囁いた。
「Thank you!!」
お礼を言われ、困っている人の役に立てたと思いつつ、
その2人が無事たどり着けるか見届けていた。
すると、僕と別れてすぐ駅員さんに再び質問していた。
僕の拙い英語じゃ、伝わっていなかったようだ。
やはり、言葉の壁を超えるのは難しい。