新年明けましておめでとうございます。
次郎作こと、布施田泰之です。
去年は新年の抱負を書いていませんでしたが、
今年は大きな転換期を迎えそうなので、しっかり書いておきます。
今年は、自分の中では大きな一歩を踏み出すことになりそうです。
というのは、
これまでは医学生→初期研修医→後期研修医と、ずっと基本的に同級生と同じようなキャリアを歩んできていたんですが、
来年からやっと個性的な道に進み始めるからです。
正直、学生の頃からこのブログを書いてきて「人とは違う自分」みたいな感じを出していたくせに、
実はしっかり敷かれたレールを走り抜けた5年間でした笑
その5年が終わり、来年から僕は、
東京大学の大学院へ進学することになります。
そこで、MPH(公衆衛生学修士)を取得して、医療統計や医療経済、医療政策などについて学ぼうと思っています。
来年やりたいことがたくさんあるので、時間を上手く使って、色々をこなしていこうと思います。
振り返ると、去年は色々とチャレンジできた1年でした。
臨床では後期研修3年目ということで、病棟の大体の責任者として後輩の指導をしていました。
また、とある企業と組ませてもらって、数千例のデータを用いて、新型コロナウイルスの影響をみる研究を、研究テーマの立案からデータの前処理、統計解析まで自分でさせてもらって、論文を書き始めることができました。
臨床研究自体の勉強や、統計ソフトのStataの勉強など、色々できたのでよかったです!
ただ、論文の執筆を後回しにしてしまって、とても時間がかかっているので、今後の論文執筆のスタイルを確立させていかないとな、と思っています。
一応ですが、症例報告も投稿中です・・・笑
あとは、去年の後半から機械学習を新しく勉強し始めました!
1ヶ月である程度まで理解することができたので、
勉強の過程や成果について、noteにまとめました!
こちら←クリック
川崎病の治療反応性の予測スコアについて、既存のよりも精度の高い「機械学習予測モデル」のようなものを作成しました!
医師の方や医学生の方で、AIや機械学習に興味のある人は読んでみてください!
あと、1つ大きな計画がありますが、また4月以降に大学院生になったら色々と報告していこうと思います!
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先日、去年の12/30に、
病棟での仕事に一区切りがつきました。
そこで、来年から週5-6で臨床の現場で働かなくなることを思い出し、
少し寂しい気持ちになりました。
僕は臨床の仕事に興味がないから臨床を離れるわけではなく、
むしろ臨床の現場で働いている医師が一番大切だと思っています。
しかし、だからこそ、そういった医師を支える仕組みや医療体制を整える仕事をやっていきたいです。
勉強することや経験することは、医学だけではなくとても範囲が広いですが、
あくなき探究心で、どんどんと勉強していこうと思います!
先ほど、医学生6年生の頃の、年末のブログを読み直してみたところ、
「僕はまだ、何者にもなれていない」
という文章がありました。
今年30歳となる年を迎え、社会経験を積み、医師としての能力を高え、幅広い知識を身につけてきたため、
さすがに自分にも「徐々に社会的に価値が出てきている」と感じます。
しかし、その先に何を目指すか、
いつだって大事なのはこれから、です。
また、今年も自分の出来る限り、頑張っていこうと思います!
布施田泰之