小児科後期研修の3年間を終えて

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こんにちは、次郎作こと布施田泰之です。

先ほど、

僕が3年間勤めた国立成育医療研究センターでの最後の勤務を終えました。

 

当たり前ですが、

医師として働き始めて同じ職場に3年間もいるのは初めてだったため、

医局の机を片付けて、もうこの病院で働くことはないんだな、と思うと寂しさがこみ上げてきました。

 

 

 

思い返すと、

成育に来て初めの1年は不安を感じて、まるで霧の中を歩いているような感覚でした。

それは小児科医としての仕事に対する不安ではありません。

 

「将来何をして、生きていこうかな・・・」

という、先の見えない不安でした。

 

初期研修の2年間は「全てを捧げて医学の勉強をする!」

と心に決めていたこともあって、迷いなく時間を使うことができていました。

 

しかし、

成育にきてからは労働環境もホワイトなおかげで時間を持て余すようになりました。

 

小児科の専門医を取得した後、

公衆衛生とか国際保健の道に進もうと決めていたにもかかわらず、

具体的な進路は何も決めていない状況でした。

 

僕は医局に属しているわけでもないので、

成育の3年間を終えた後の進路は自分で決めて自分で切り拓かないといけません。

 

僕は自分の中に答えを見つけるため、

たくさん本を読んで、たくさん旅行をするようにしました。

今流行りの?自分探しです笑

 

「知らない世界を知るということは、知らない自分を知ることでもあります」

大学時代にガーナに留学した際の戦友の言葉を信じて、

色々な偉人の伝記を読んだり、知らない分野の知識を、貪るように読みました。

 

でも、不思議なことに本当に、

2年間でゴリゴリの臨床野郎に仕上がっていた僕の視野は広がっていきました。

 

そうやってはじき出した自分の中の最終的な結論は、

僕がやりたいのは「予防医学」だ

そのためには医学はもちろんのこと、

政治を知らないといけない、経済を知らないといけない、人間を知らないといけない、社会を知らないといけない

そう結論付けてから、僕の終わりなき学びの旅が始まりました。

 

成育の2年目以降は、臨床の業務だけでなく、

現東大小児科の教授と症例報告を書いたり、

小児科オンラインという小児遠隔医療相談サービスのデータを解析して論文を書かせてもらったり、

プログラミングを一から勉強して予測モデルを作ったり、

友達と会社を設立してみたり、それを潰してみたり、

友達とクリニックを開業してみたり、と、

多岐にわたる分野を実際に体験しながら勉強し続けてきました。

 

 

そして、

4月からは東京大学の公衆衛生学を学ぶ大学院へいき、

また学生となる予定です。

 

授業の中心である、医療統計や医療政策の分野はもちろん、

情報システム学や、政治学、人工知能、など興味があることを、

貪欲に学び続けようと思います。

 

 

 

 

 

「少年老いやすく 学なりがたし!」

医局の机を片付けていた時になぜか出てきた父の言葉です。

 

もう、気付けば僕も今年30歳となります。

でも、まだまだ学び足りません

 

急がず焦らず、それでも、倦まず弛まず

4月からも学び続けようと思います。

 

そして、

僕が「学び続ける」ことが、いずれ誰かのためになることを信じてます。

 

布施田泰之

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