こんにちわ、ケンジです。
リアルタイムではウユニの街からお送りしております。
前回、アルゼンチンの田舎町サルタでは陽気なお父さんがヘッドライトとお金を交換してくれました。
(詳細は前回の記事をご覧ください→”「せかいの物々交換」1発目 結果はいかに?!“)
そして次の日、ボリビアの超大人気観光地「ウユニ塩湖」へ向けてバス移動を開始したのでした。
ここで少しウユニ塩湖に関する一般的な情報をおさらいしたいと思います。
まず意外と知られていない事実として、ウユニ塩湖にはオンシーズンとオフシーズンが存在します
一般的には
雨季=オンシーズン(11月から3月あたり)
乾季=オフシーズン
となっていて、この時期の6月のウユニ塩湖ではすでに乾季が始まっており、塩湖には水が張っていないことが多く、皆さんがご存知のような鏡張りの景色が見られるかどうかはわかりません。
次に、ウユニの街のホテル事情ですが、日本で普通にあるようなホテルはあまり見当たらず、「Hotel 〜〜」とあっても内実はいわゆる安宿、決して設備が整ったものとは言えません。
そんな中でもお勧め出来る、日本人が多い日本人宿が3つあります。
①Hotel MANA
1泊1人50〜55ボリビアーノ(約1000円) シングル・ダブル
ウユニの街で悩まされるWIFIですが、ここはかなり快適に使えます。
また頼むと部屋にヒーターを入れてくれます(標高3700メートルのウユニはかなり寒い)
②Hotel AVENIDA
1泊1人45ボリビアーノ(約900円)シングル
WIFIが遅いですが、広々とした空間にシーズン中はたくさんの日本人が訪れます。
③ wara del salar
1泊1人50ボリビアーノ
とにかく管理人さんがいい人で、3つの中では1番自由に振る舞えるでしょう
人が少なければWIFIも使いやすいです。
以上、おわかりの通りウユニの物価はかなり安いものになっています。
日本からの航空券代などの旅費を除けば、現地で使うお金は1日2000円もあれば事足り、かなり節約出来るでしょう。
話は戻ります
そんな乾季の中、まだアルゼンチンにいるぼくに、現地に着いている友達から朗報が届きました。
「ここ何日かは鏡張り見られるらしいよ」
ということで、サルタ以降は他の街に寄り道せず一気にウユニの街まで行くことにします。
しかしこのルートには1つ多くの人が悩まされる問題があります。
ウユニ塩湖のあるウユニの街は標高が3700メートルもあり、高山病に苦しむ人が多いということです。
つまりアルゼンチンの標高が低い街から一気に駆け上がるとそうなる確率は高いわけで、高山病に対する不安と早くウユニに着きたい気持ちに折り合いをつけて、途中の街で少し休憩を挟むことにしました。
サルタ→(5時間バス移動)→ウマウワカ→(3時間の休憩)→(3時間バス移動)→アルゼンチン国境の街ラキアカ→(徒歩)→ボリビア国境の街ビリャソン(ここでウユニまでのバスチケットを新しく手配)
そして今回、高地に体を慣らすということ意外にウマウワカの街ではやりたいことがあったのです。
それは、
仕入れ
前回交換していただいたお金を使い、次の物々交換に使う品物を仕入れようという魂胆です。
休憩のついでということの他に、アルゼンチンのウマウワカで仕入れを行いたい理由がありました。移動中に物々交換について考えていて、あることに気がついたのがきっかけです。
「例えばA国a市でありふれた品物を、その場で物々交換しようとしても誰も喜ばない。
これをA国b市に持って行けば少しは珍しさを感じる人がいるかも
さらにこれを隣のB国の持って行けば喜ぶ人が出てくるかも!」
つまり物々交換の質と価値を上げることを考えれば、このように国を変える時はチャンスになると思ったわけです。
そこで、アルゼンチンの街ウマウワカで仕入れたものをボリビアの街ウユニに持っていき、物々交換をスムーズかつハイクオリティに行おうという企みがありました。
前回の記事ではあえて金額は公表しなかったのですが、あのヘッドライトは実は60アルゼンチンペソ(日本円でおよそ900円)で交換していました。
そして今回、その60ペソで仕入れたのがこちら
これ、なんだかわかりますか?
アルゼンチンに行ったことのある方はお分かりだと思いますが、これは
マテ茶を飲む専用のカップとストローです。
(後ろのグラスは関係ありません)
アルゼンチンでは街のいたるところでこれを持って飲みながら歩いている人を見ます。
このカップに茶葉を入れてお湯を注ぎ、漉し器のついたストローで飲むんですね。
このカップには「humahuaca(ウマウワカ)」という文字も書いてあり、今回の気付きでキーワードとなった「ご当地感」はバッチリです。
これから先も交換をしていただいた方の写真を撮らせてもらおうと思っているのですが、今回お店のアルゼンチン人女性の撮影NGが入ったので、購入先の商店を撮りました。
しかしながら、この作戦には弱点があると考えています。
「地域性の強すぎる品物は珍しさを超えて興味の対象外になる」
言い換えれば
「その土地独特の品物を他の土地に持ち込んでも単に不必要なだけで終わってしまう可能性がある」
ということです。
例えば極端な話ですが、ロシアでこの帽子を仕入れて日本の沖縄に持ち込んでもきっと誰も欲しがってはくれません。
(Photo by flickr)
実はそれと似たような問題を今回も抱えていて、
アルゼンチンでよく飲まれるのは
マテ茶
ボリビアで良く飲まれるのは
コカ茶
つまりマテ茶の器具は地域性が強すぎて、ボリビアでは誰も欲しがらない可能性があったんです。
しかし、
同じお茶はお茶。しかも国も一応隣同士だし、ということで今回は珍しさから誰か欲しがってくれる人がいるだろうと判断して、仕入れに至りました。
さて結果はどうだったのでしょうか…
次の記事はこちら→
“ウユニ塩湖で”せかいの物々交換” 3発目”
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