ケンジです。
前回
“徒歩で120キロ?! 過酷な聖地巡礼で見えたもの 第1話”
と称して徒歩で120キロ歩いた先に見えたものについて書き始めてみました。
なんで120キロも歩いたの?
そもそも歩いて聖地巡礼ってどういうこと?
と思った方は前回の第1話からご覧下さい。
→“徒歩で120キロ?! 過酷な聖地巡礼で見えたもの 第1話”
さて、第1話では初日の夜に行動を開始して、その結果犬に襲われたところまで書きました。
真夜中に謎の田舎道で犬に襲われるなんて、
とってもびっくりしちゃったんですが、
でも、
犬側も多分びっくりしちゃったんだと思います。
真夜中に懐中電灯片手にこの男
きっと
敵襲じゃー!!
とか
隊員それぞれ位置につけ!!
と思ったに違いありません。
とにかく、吠えるその犬たちの目からぼくが読み取ったのは
「おわかりですね?」
「わたしたちの間合いに入ったらきっと噛み付きますよ」
こんな凶暴なものでした。
そしてその、目による威嚇に打ち勝つことが出来ず、ぼくは遠回りを余儀無くされたのです。
漢の闘いに負けたぼくは、地図を見ながら3キロほど遠回りをしなければならなくなりました。
通常時はこのような
看板、矢印だけを頼りに地図なしで歩きますが、
(ちなみにその看板や矢印と一緒に、目的の教会までの距離が書いてあるのでそれも目安にします)
この時は指定の道から外れなければならなかったため、
携帯にダウンロードしていたスペインの地図上に巡礼のルートを予想して、
そこに合流できるようなルートを自ら作成しました。
その結果、腰まで草が生えているような謎の野原を夜中3時に横切って、
なんか靴とか服とかが夜露(よつゆ)のせいで濡れたりしながら、
いまそんな冒険系のやついらないんです!!
夜露(よつゆ)もいらないんです!!
夜露死苦!!
ってちがうわ!!
とか考えながら
ちょっとした塀なんかを越えて、やっと規定のルートに戻ることが出来たのでした。
そうそう、話は変わりますがこのへんで旅のメンバーを紹介します!
まずはメインバッグ、Karrimmor !!(左)
おれは1つの場所には留まらねえ・・・旅を続けるぜ!
(妹から借りパクしたら怒られたので本気で謝りました)
そしてサブバッグは、Quechua !!(右)
先輩なんて関係ねえ、今はおれの時代だぜ!
(マレーシアで購入した通称ノースフェイク(偽物)が一瞬で壊れたので、バルセロナで買い換えました)
最後に靴は、NIKE !!
I’m a 縁の下の power man!!!
(去年8月バンコクで購入したが、以前のキナバル山登頂や今回の巡礼にも耐えた優れもの)
以上メンバー紹介でした。
ちなみ水や食料を積むと、全員でだいたい28〜30キロになったかと思います。
この大きな荷物のせいかおかげか、たくさんの人に声をかけていただき、また心配していただけることになりました。
さてハプニングを乗り越え、さらに休憩をとって歩き続けているあたりで、
頭の様子が通常とは少し変わってきていることに気づきました。
無音の夜中道を懐中電灯で照らしながら、ひたすら歩き続けたとき、
いつもとは違う思考パターンで
通常では思いつかないような、おかしな考えというのが浮かんでくるものなのでしょうか。
そんな少し異常な精神状態の中で思ったこととは?!
第3話も夜露死苦!!!
こちら→“おれはナメクジと一緒だ・・・ 徒歩で120キロ?!第3話”