第十五話「ルームシェアは助け合い」

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1か月で仕事を辞め、上京してきた福井のニートの実話です。

1話目から読むことをお勧めします。

第一話「辞めます」


 

東京での生活では、食費を節約したいため、自炊をしている。
自炊といっても、大した料理を作れるわけではないので、肉と野菜を炒めるくらいだ。

その日も僕はいつものように、フライパンで肉を炒めていた。

その時、先日入居して来たベトナムからの留学生もキッチンに入って来た。

「いいにおい。」

そう言いながら、フライパンを覗きこんできた。
きっと、どんな料理をしているのだろうと思って覗いたんだと思う。

しかし、ただ肉を炒めているだけだ。

肉だけという、バランスの悪さに心配してくれたのか、、、、、、、

「野菜食べる??」

そう聞かれた僕は2、3度頷き野菜をもらった。

「はい、キャベツ!」

そう言って、まな板の上に置かれたのは、白菜である。

ちなみに僕は、キャベツとレタスの違いがわからない。
フライパンの中に白菜も交えて、少し豪華な野菜炒めが完成した。

その後、米ももらって助けられた。

ルームシェアは助け合いである。

もらってばかりなので、今度は僕も何かあげようと思う。

 

To be continued・・・

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