第十三話「福井のニート、もみあげを失う」

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どうも、次郎作こと布施田泰之です。

この福井のニートシリーズは、

僕の友達が、地元である福井での仕事や実家やしがらみを全部捨て、

7万円だけを握りしめて上京してきた話です。

第十三話「福井のニート、もみあげを失う」お楽しみください笑

 

第一話はこちら→ “第一話「辞めます」”


 

住民代表に紹介してもらった新しいバイトに初出勤してきた。

最初はホテルに出勤した。

ホテルということで、身だしなみには非常に厳しかった。

頭髪、爪、服装、全てチェックされる。

更衣室で着替えて、準備を終えた僕は、事務所へ向かう。

事務所の人が僕の方を見て、表情を曇らせた。

「もみあげ長いねえー」

そう呟いた。

「ちょっと待ってて!」
そう言って、その場を離れた。

 

「ウィィィィィイイン」

聞き覚えのある音とともに、彼は戻ってきた。

手にはバリカンを持っていた。

その時、ふと思い出した。

そういえば、住民代表のもみあげも短くなっていたなと、、、、

その後、僕のヘアスタイルはホテル用へと改善されたのである。

 

 

第十四話「福井のニート、外国人に何か聞かれる」

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