ケンジです。
前回の記事では、菩提樹の下で瞑想をした所まで書きました。
“ネパール 仏陀生誕の地で起きた不思議な出来事 その1”
そして
さまざまな想い・業が頭を駆け巡り
何分たったのか分からない頃
目を開けます。
すると
なんと
(Photo by flickr)
オレンジ色の仏教僧さんたちに囲まれていました。
きっとここは、仏教徒にとって神聖な場所だから、毎朝仏教僧が来るのでしょう
そんな中にTシャツ短パンの男が1人、
身振り手振りで
「ここにいても大丈夫か」
と聞いても、
「大丈夫だ」
というので、段々と増えてくる彼らの円座の中に混ざって座ることにします。
途中、明らかに長老クラスの偉い僧侶がいらっしゃり、
「あれ、いつものおれの席がない」
といった感じの顔で別の場所へ行きました。
こんなことが何回か続き、
「偉い人の席っぽいけど、ホントにぼくここにいても大丈夫?!」
と身振り手振りで伝えても
「大丈夫、ここにいなさい」
と言ってくれるので、そこに留まることにします。
そこに座っている間にも、続々と僧侶がいらっしゃり、その度にまあまあ凝視されますが、でもぼくを非難する人はおらず、なにか受け入れられているような心地良さを覚えてきました。
そして座ったまましばらく時間がたち、周りにも観光客が増えてきた頃、正確には分からないのですが、おそらく托鉢のようなことが始まったのだと思います。
お経を上げたりしながら、信者からお布施をいただく修行の一種です。
でも、観光客からすれば
なんかオレンジの偉い人たちの中に、1人明らかに修行積んでない青がいる
そんな風に映ったでしょう。
菩提樹のまわりを歩いて周り、祈りを捧げた後の観光客は、お布施を渡すことなく足早に去って行きます。
「あれ、ヤバい、なんか絶対おれのせいで雰囲気乱れてる」
そう感じ始めました。
僧侶の方々は多分ぼくのことを受け入れてくれている。
でもその行為が雰囲気を乱して、毎朝の行事に支障を出してしまうなら、ここは去るべきだろう。
そう感じ始め、さらに、なんだか分からない儀式が始まりそうな気配がしたので、
「ダンニャバー」と告げて
さらに心の中で再度
「ダンニャバー」と囁いて
その場を後にします。
そんなネパールの宗教聖地巡礼は、なんとも不思議な経験となったのでした。
次の記事はこちら→
“せかいの黒胡椒 久々に途中経過の報告”
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