ケンジです。
皆さん、ぼくの旅のテーマが「聖地巡礼の旅」となっていることは覚えていますでしょうか?
“ネパールで旅について考える その2 〜ぼくの旅のテーマ〜”
はい、そして聖地巡礼の旅をするのであれば絶対に避けて通れない国があります。
その小さな国、実はエジプトと国境を共にしており、前回までのお話に出ていた「ダハブ」からは比較的簡単にアクセスすることが出来ます。
“隠れたダイビングの楽園 ”ダハブ” の魅力とは”
その国とは、そう
イスラエル
その都市とは、そう
エルサレム
言わずと知れた宗教の巨大聖地で、
イスラム教
キリスト教カトリック
ユダヤ教
(五十音順)
の聖地が同じ城壁内にあるという凄まじい場所です。
ちなみに、ぼくが実際に足を運んだ経験からお話をすると、
ぼくたち日本人の「イスラエル」に対するイメージと言うのは、
多分日本を
「お寺とお坊さんに溢れた国」
と言っているのと同じくらいズレていて、
例えば、まずイスラエルはいわゆる
砂漠の国ではありません。
首都なんかは高いビルが乱立しています。
そしてイスラム教徒を除けば、顔をスカーフで覆っている人などいません。ターバンの人もいません。
真っ白な石油王的装いをしている人もいません。
みんなそれぞれの西洋的ファッションを楽しみ、肌も普通に露出しています。
そして新市街ではおしゃれな路面電車が走っていて、みんなお酒も飲むし、タバコも吸うし、普通に夜遊びをしています。
宗教の聖地になっているからと言って、ぼくらの固定概念のような
「肌を隠して、娯楽のない生活」
を送っている人は少ないように感じました。
(Photo by flickr)
そしてこれは外見のお話ですが、例えば目の前にイスラエル人が現れて
「私はなに人でしょう?」
と聞かれても、ぼくたち日本人の中で「イスラエル人」と答えられる人は多分皆無に近いと思います。
というのも、彼らの見た目はいわゆる中東・アラブ系というよりは、むしろヨーロッパ寄りの白人が多い印象で、さらに英語堪能な人が多いからです。
(ネットで見つけた、イスラエル人のあくまでも参考画像です。by flickr)
ぼくが行く先々でも、気ままに旅するイスラエル人と会うことが少なくなく、
そのくらい彼らはぼくらの「宗教」というイメージからは離れて、それぞれの人生を謳歌しているように”見えました”。
実際には兵役のある国で、さらに街には女性も含めてたくさんの士官学校生徒が歩いているイスラエルですから、彼らが何を思い、どう過ごしているかはわかりません…。
とにかく、イスラエルとはぼくら日本人の先入観とはズレた国であるといえるでしょう。
あともう一つ、これは外国人と英語で宗教、特に聖地のお話をする時に気をつけなければいけないことですが、
聖地のことを英語で「メッカ」と言ってはいけません。
聖地は英語でSacred placeです。
なぜ聖地をメッカと言ってはいけないか
実はメッカとは
サウジアラビアにあるイスラム教の聖地で、メッカという地名があるに過ぎないのです。
このただの固有名詞が転じて、日本語では
聖地=メッカ
となってしまっているだけで、実際にはメッカと言うとただ地名を指しているだけになってしまうのです。
ですから、
「イスラエルにメッカを見に行くよ」
と間違えて言ってしまうと
「イスラエルにメッカなんてないよ」
と怒られてしまいます。
その宗教を信仰する方達にとってはそれぞれの聖地に違った意味があり、それら聖地をごちゃ混ぜにされることは腹立たしいことなのでしょう。
上に挙げた会話は、ぼくが実際にイスラエル人と交わした会話で、その後彼女は怒ってその場を去ってしまいました。
この事件が会った後、なにが起きたのかわからず調べていると、英語で聖地をメッカと呼んではいけないことを発見したのでした。
イスラエルに興味のある方は是非気を付けてみてくださいね。
次回はイスラエルの具体的な観光などをご紹介します。
記事はこちら→
写真で振り返る、聖地エルサレム旅行(旧市街)
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