ケンジです。
ぼくは世界一周中の初期、インドに立ち寄り、10日間をこの国で過ごしました。
インドの前評判と言えば、
汚い
詐欺が多い
客引きが鬱陶しい
など散々なもので、ぼくはわざわざ行くつもりはなかったのですが、とある理由からインドへ行くことにしました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください→
“バックパッカーの聖地「インド」に物申す”
さて今回の記事では、これからインドへ行こうという人たちに向けて、
「良い国なのか、どうなのか。普通の日本人が普通の感覚で行くと何が起きるのか」
的な視点から記事を書いてみました。
最初にインドの感想を述べてしまうと、
「なんかいつもちょっとした寸劇の中にいる」ようで、
「ドタバタ色々あって、腹も立つし大変なんだけど、最終的に憎めない」結果で終わる、というのがぼくの思ったことです。
それではぼくに降りかかった出来事を交えてご紹介していきます。
①タクシードライバーが呑気にランチ&食後の一服
ネパールから国境を越えてインドに入国し、タクシーで2時間ほど移動した時の話です。
ぼくはその日に絶対乗りたい電車があったので、急いでもらっていました。
ところがタクシーの運ちゃん、呑気に途中でランチターイム!
「お前も食べてけよ?」
って、インド入国後初の食事が「謎の国道沿いのオンボロ食堂」ではハードルが高過ぎるぅ!
運ちゃん、食後のタバコ吸ってる場合じゃないから、急いでくれ!!
まったくもう!!
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結局ギリギリ駆け込み乗車
多分あの時、あんなに急いでいたのはインド国内で唯一ぼく独りだったことでしょう。
最終的に、運ちゃんには
「サンキュー!助かったぜ!」
あれ?怒っていたはずなのになんかお礼言っちゃってる。
なんか憎み切れず、そこが憎かった出来事でした。
②タクシードライバーお釣り詐欺未遂事件
とある旅人曰く、バラナシは
「光が眩しすぎて、闇が暗すぎる街」
詳しくは述べません、皆さんが行ってみて確かめてください。
でも気になる方はこちらの記事を読んでみてください→
「光が眩しすぎて、闇が暗すぎる街」バラナシ
さて、そんなバラナシの「闇」に引き摺り込まれそうになり、ぼくは飛行機で南部のリゾート地ゴアに逃げ出すことにしました。
そしてバラナシで空港に向かった時の話。
事前の値段交渉で、運賃は400ルピー(約800円)と決まっていました。
しかし空港に着いてぼくが500ルピー紙幣を差し出すと、100ルピー(約200円)のお釣りの持ち合わせが無いと言われました。
そんなことってあります?!?!
だって、多分想像ですけど、100ルピー札ってお客さんみんなめっちゃ使いますよね?!
日本で言ったら1000円札みたいなもんですよね?!
なんかものすごい100万ルピー札(そんなもんは無いけど)とか出して、
「ごめん、お釣りの99万9600ルピー札、いま手持ちが無いっす」
とか言われたら
「だよね」
ってなりますけど、
今回は400ルピーの対して、500ルピー札の攻防です。
ぼくは決めました。
「戦ってやる」
運転手にはこう告げます。
ケン「100ルピー札もないの?ぼくの責任じゃないから、お釣り作ってきてよ。飛行機まで時間もないから急いでくれないとお金払えないし、ぼくも払わず行っちゃうよ。」
運ちゃん「ノーノー、ノーお釣り」
ケン「そっか、じゃあさよなら、お金は払わず行くね」
運ちゃん「ウエイト、ウエイト、待ってくれ、お釣りは無いけど待ってくれよ」
ケン「待たないよ、さよなら」
・
・
・
…ポケットからポロリ
運ちゃんが泣きそうな顔で100ルピーを渡してきました。
やっぱあるじゃん!!!(オコ)
でもなんか運ちゃん泣きそうだし、騙されそうだったけど、やっぱり最後は
「サンキューな!」
なんだか憎いけど、憎み切れず、そこがまた憎かった話でした。
③インドのリゾート地ゴアで暗殺されかける
バラナシを後にしたぼくは、めでたくリゾート地のゴアに辿り着きました。
比較的綺麗な街でビーチもあってノンビリ。
良い街です。
そんなゴアの真夜中、ビーチで涼もうと思って散歩に出掛けました。
さざなみを右手に、真夜中のビーチ散歩
独りだけど、なんかロマンチック
と次の瞬間!!
真夜中誰もいないはずの暗闇のビーチで、何者かに足を触られました。
振り返ると…
(Photo by flickr)
こんな凶暴そうな犬が、鬼のように吠えて向かってきます。
「殺られる(ヤラレル)」
冗談、大袈裟、盛ってるわけじゃなく、本気でそう思いました。
そして、叫び、喚き、逃げ惑ううちに勝手に脱げたサンダルを両手に、
応戦
その後
(Photo by flickr)
ヒトが逃げなければ、犬も追いかけない
そんなことを思い出して、なんとかジリジリ退散し、
サンダルを失くしたので、
帰りは裸足でホテルに帰りました…
多分、人生でトップ3にダサかった経験でした。
追伸)
次の日同じ場所に行ったら、多分同じ犬にもう1度襲われました。
それから今に至るまで、犬恐怖症です。
後編は「インドで客引きを来なくさせる方法」などについて
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