ケンジです。
“徒歩で120キロ?! 過酷な聖地巡礼で見えたもの”
と称して徒歩で120キロ歩いた先に見えたものについて書いています。
今回は第4話です
(前回の第3話はこちら→“おれはナメクジと一緒だ・・・ 徒歩で120キロ?!第3話”)
今回初めてご覧いただく方で、
なんで120キロも歩いたの?
そもそも歩いて聖地巡礼ってどういうこと?
と思った方は第1話からご覧下さい。
→“徒歩で120キロ?! 過酷な聖地巡礼で見えたもの 第1話”
さて、今回第4話では二日目に突入です。
―2日目
午前8時出発
歩くのは可能だが、かなり遅い、膝が特に痛い
初日、人と違うやり方で、47キロを駆け抜けた。30キロを背負って人よりも早く
次の日体が動かなかった。
辛かった。
人よりも遅くなった。
人より早くても、一緒でも、遅くたって懸命に歩き続ける。辛くても歩き続ける。
目標達成してやる。
こんなことを感じていたようです。なぜかこの行程を自分の人生になぞらえて、ここで止まってはいけないような気がしたのを覚えています。
そして、次第にこんなことを考えるようになりました。
勝ち負けが重要な世界が多くたくさんの勝ちと負けを経験、
しかしそうでない、勝ち負けの関係ない素晴らしい世界もある。
この巡礼では様々な人びとを見かけました。
老若男女、遅かろうが早かろうがみなナメクジのように歩き続けるだけです。
そこに勝負の世界はありません。
もちろん皆さんが送っている生活では、日々いろいろな勝負・戦いをくぐり抜けなければなりませんし、
そのことは必要で、また勝つための努力というのは素晴らしいものです。
しかしこの巡礼のように、勝ち負けのない素晴らしい世界もあることに気付いた時、
初日の夜にどこか誇らしげな表情で町を歩いた自分を恥じました。
この巡礼に早い遅いの勝負ごとを持ち込んではいけない
そう強く感じたのでした。
日々の戦いに疲れた時、そこからは関係のない安心できる場所に目を向けるのは大切なことなのでしょう。
それが人によっては、旦那さん・奥さん、彼氏・彼女という存在になるかもしれません。
他の人にとっては週末の趣味がそれにあたるのかもしれませんし、
お酒タバコといった嗜好品がそうなるひともいるでしょう。
とにかく、勝ち負けの世界とそうでない世界、そのON・OFFが大切なのかもなぁとしみじみ感じたのでした。
そんなことを考えながらゆっくりと歩を進め、午後1時までに14キロを歩き、
目標の町「メリデ」に到着しました。残り51キロ
ここでは、よくわかりませんがお店の名物らしいタコのオリーブオイル和えのようなものを食べました。
この日は体がとても痛かったので14キロ先の町まで行って終わらせようと計画していたのですが、
まだ早い時間ということと、4日後に控えた南米行きのフライトのことが頭によぎり、
辛くてももう少し先まで行ってしまおうと決めました。
そして、最終的には午後6時頃、町ではありませんが、道の途中にたまたまあった宿に宿泊しました。
この日もエネルギーをつけるために山ほどのお肉を食べて寝ました。
残り42.5キロ
第5話はこちら!
→“集まる野次馬にちょっと動転?! ~過酷な聖地巡礼 第5話~”
(前回の第3話はこちら→“おれはナメクジと一緒だ・・・ 徒歩で120キロ?!第3話”)
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何年か前、巡礼に行きました
特急の旅だったようですが、ゆっくり行ったほうが見えてくるものが多いと思いました。
出会ってた人達も我々と同じ問題を抱えていて、ホット安心したりしましたが・・・・・
facebookで偶然見かけたのでメールしました。
Yufuさん、コメントありがとうございます。
日程の関係でかなり急いだ巡礼となってしまいましたが、出来ることならもっとあの世界に浸っていたかったな、と感じました。
同じ経験をされた方からこのようにご反応をいただき嬉しく思います。