こんにちわ、サイト運営の川良です
今日の記事は川良が医師3年目で病院を辞めて起業した際の色々なノウハウを物語も交えて綴っていく企画の第4話です!
この連載では、
医師が個人で起業するときに必要な知識や役立つノウハウ
になるべくフォーカスしながら、起業やビジネスに興味を持っている人たちの
「やってみたいけど・・・」が「やってみよう!」
に変わる手助けになれば、という想いを込めて綴っていきます!
さて、第3話までで会社設立の事務手続きと、その後、最低限の運営を行うためのsettingについてお話しました
今回はさらに話を進めて、
「会社として社会に出して恥ずかしくない姿まで仕上げる」
ためのやり方について解説していきます!!
もちろん、会社として恥ずかしくない=きちんと収益があるであることに違いはないのですが、
今後色々な取引先と渡り合っていくためにも、最低限の「見た目」は最初の時点から必要かなと思います!
そういった観点から、ぼくがおすすめする「会社を“らしく”する三種の神器」はずばりこれです!!
会社ロゴ
会社ホームページ
名刺
一辺に3つを紹介すると長くなりそうなので、ロゴ・ホームページ・名刺と3編に分けて紹介していきたいと思います!
ですので今日の記事は、まずは概要とロゴについて説明していきます!
三種の神器を作る概要
はい、実は上記に挙げた①会社ロゴ②会社ホームページ③名刺は段階的に進化していく仕組みになっていて、
①が出来ると②を作ることができる
(ホームページにロゴがあると俄然見栄えが良い)
②を作ると③が出来上がる
(名刺に会社URLやメールアドレスがあると俄然良い)
ような仕組みになっています!
ですので、大まかな流れとしては
①ロゴをデザイナーさんに発注する
②デザイナーさんがロゴを描いてくれている間にホームページ(ロゴ抜き)の作成を進める
③ロゴが完成したら、同時にホームページも完成させる
④ロゴ、ホームページ、メアド(ホームページと同時に取得可能)を載せて名刺作成
となります!
ロゴ作成の実際
・ロゴ作成はデザイナーに依頼しよう
・コンペを開催して多数の案を貰う
・手順①ロゴタイプの決定
・手順②テーマカラーを決める
・手順③せっせと依頼文書を埋める
・手順④料金プランを決定する
・依頼してからの流れ
・依頼期間が終了したら
・納品決定
・さいごに
ロゴ作成はデザイナーに依頼しよう
さて、まずはロゴ作成の方法についてお伝えしていこうと思います!
上記の説明で、「デザイナーさんに頼むなんてハードル高いな!」と思った方も安心してください
ランサーズさんがいます
ランサーズさんはいわゆるクラウドソーシングを仲介する業者で、つまり簡単に言うと、
ロゴを発注すると、複数のデザイナーさんがロゴ案を描いてくれ、その中から一番気に入ったものを選ぶことができる
というサービスです
その他にも、同業他社としてクラウドワークスというサイトもあり、調べた限りではどちらも大差なさそうなので、どちらを使うのでも良いと思います
(川良はランサーズしか使ったことがありません)
ちなみに、ランサーズさんで作ってもらったロゴがこちらです(40,000円ほど)
MとFを象った、キリっとした印象のロゴにコーポレートカラーである青みをいれてもらいました
大変気に入っています!
コンペを開催して多数の案を貰う
以下ではランサーズでの依頼を想定して説明をしていきます
まず第一に、クラウドソーシングサービス最大の特長かつメリットが、
コンペ方式
に詰まっていると思っています
ご覧のように、ログインをしていただき、依頼の投稿画面にいっていただくと、コンペ方式が「おすすめ」として表示されます
さきほども少しお伝えしましたが、こちらは、定額料金を払うとその料金を優勝賞金として、複数のデザイナーさんが自由意志でロゴ案を制作してくれるというものです!
もちろん、左記プロジェクト方式を利用して1対1のやりとりを好む方もいらっしゃるとは思いますが
素人的には、ロゴの好みは「相性」があると思ったので、たくさんのデザイナーに案をいただいて、相性の良いものを探すのが良いのかなと、個人的には思っています
手順①:ロゴタイプの決定
さて、実際の手順ですが実際の画面を見ながら解説していきます
まず初めにロゴのタイプを決定します

いくつかのタイプがありますね
もちろん好みもありますが、主にホームページや名刺に使うにおいて、一番バランスが良いのが上記に選んである3つかなと思います
詳しくは後述しますが、ロゴを決定した後の納品の際、下記のような、絵柄と文字が上下のものと一緒に、絵柄と文字が左右のものも依頼すれば納品してもらえます!


当社のロゴは典型的な頭文字ロゴですが、上記の横長のものを使ってHPも名刺もスッキリとまとめることができました!
手順②:テーマカラーを決める
はい、次にテーマカラーについてお話をします!
テーマカラーとは言葉通りで、
どのような色みで作るか
ということなんですが、実はこれがとても大切です!!
今後のHP作りにしてもそうですが、ロゴで使う色みというのが、事実上の
コーポレートカラー
つまり
会社を象徴する色
になることから、ここで適当に決めてしまうと、後々の制作物(HP、名刺、広告など)すべてに影響を及ぼしてしまいます!
もちろん、かと言って慎重になりすぎる必要はないので、
単純に好きな色とかで決めてしまえば良いと思うのですが、とにかく
今後会社はこの色を背負って活動するんだ
という意識で選んでみることをおすすめします
コーポレートカラーを決めるにあたっては下記のようなよくまとまったサイトを参考にするのもよいかもしれません
→イメージが9割!?企業ロゴに使うべき印象別カラーリスト!
また、急にコーポレートカラーと言われてもピンとこない方は、下記のようなサイトをサーフィンしながら色のインスピレーションをもらうのもおすすめです
→【2020年版】もう配色デザインには迷わない!すごい無料カラーパレットツール59個まとめ
ちなみに、ぼくの会社のコーポレートカラーは#0375b4です
…といっても想像がつかないですが、医学書レビュー.comでもメインカラーとしているこの色です

今後はこの色と墓場までいく約束をし、そして会社HPなどでもこちらの色を多用しています
ちなみに、上記でわざわざ「#0375b4」とカラーコードで表記したのには訳があって、それは今後の活動においてカラーコードを知っておくと便利だからです
実際、ぼくがロゴを依頼したときも
「#0375b4を使用したロゴをお願いします」
と依頼しましたし、またHPなどを軽くいじって色を変える際にも、#0375b4と打ち込めば一発で色が表現されます
実際に、この色のカラーコードってどんな?と調べたい方は下記のサイトを利用するといいでしょう
→画像から色を取得するツール
手順③:せっせと依頼文書を埋める
さて、ロゴを依頼するのも一苦労です
色々な内容について埋めていかなければなりません



基本的にはガイドに沿って埋めていけば良いのですが、迷う箇所が3か所ほどあります
①依頼の内容
まさにロゴを決める核となる部分です
ここでバシッと、こういうロゴを作ってほしいと伝えることができれば、自分のイメージに近い提案を受けることができます
しかしながら、
「自分でバシッと決めらるなら自分で作ってるよ」
という気持ちもまた真であり、ここで細かく全てを規定するのは難しく、ある程度デザイナーさんに任せて良いのかなとも個人的には思っています
・どのような会社か
・業種
に加えて「イメージを表す一文」くらいが添えてあれば何とか事足りるのではないかと思います
ちなみに、ぼくが依頼した時の文章はこれです
MedFareのMとFを使った頭文字ロゴをイメージしています。
Fの横線2本を旗に見立てて、風が吹いているような躍動感を表現していただければ嬉しいです。
もちろん、これ以外にも自由なデザインを楽しみにしています。
(最終的には“旗”をあまり彷彿とさせないものを気に入り、選んでしまいましたが…)
②商標権について
結論から言うと、登録予定なしでいいかと思います
そもそも、商標権とは自社のロゴが不正使用・類似使用されないように守るためのものですが、「出来立ての会社のロゴがそんな危険に晒されることはないと思うので」登録なしで良いかと思います
商標権登録予定とすると、デザイナーさんの手間も増え、また依頼料金も上がってしまうので、設立直後の会社としてはあまり現実的ではありません
③納品ファイルについて
細かいことはぼくも素人でわかりませんが、
・jpg
・ai
の2種類で受け取る人が多いとランサーズさん運営が言っていました
(https://www.lancers.jp/faq/C1011/216)
手順④:料金プランを決定する
さて、難しいのが、料金プランの選定になると思います
結論を先に言うと、川良はベーシックプランを選択しました!
理由は「なるべく安く抑えたいが、エコノミーだと“最安値の依頼”と認識され、デザイナーさんのモチベが下がるかな」
と思ったという程度の漠然としたものでした!

実際、具体的にどのプランを選定するのかということについては、すなわち「どれくらいの提案がもらえるか」ということから決めるしかないのですが、難しいところです
ちなみに、以前はこの画面で書いてあった「予測提案数」というものが、なぜか消えていて
提案数:少な目
提案数:多め
提案数:多い
など、具体的にどれくらいの数が集まるのか全く分からなくなってしまいました
以前に予測提案数が書いてあった時は
・エコノミー20件
・ベーシック50件
・スタンダード80件
くらいだったと思います
ちなみに、ちなみにですが、ぼくが今の会社でロゴを依頼した時はちょうどコロナ騒動で在宅ワークが沸騰している時期だったのか
なんと、ベーシックプランで100件超の提案をいただきました
(ただし、その中から最終候補に残ったのは3件程度)
やはり、数は多くても本当に気に入りそうなロゴは3%くらいなのかもしれません
この3%という数字と上記の予測提案数を使うと、本当に気に入りそうなロゴ提案の予測数は
・エコノミー0~1個
・ベーシック1~2個
・スタンダード2~3個
となるので、ほんの少しだけ気にしてみても良いかもしれません
なお、下記のようなオプションは特に必要性を感じなかったのでつけていません

後は下記のように色々と細々とした設定をする必要があります

「選定確約」についてですが、ぼくはチェックをいれることにしました
もちろん、「良い提案がないのに無理やり選ばないといけなくなったらどうしよう」とも思いましたが
ロゴ作成に何週間もかけるのも面倒だと思い、「一回で決める」という考えから、選定確約にチェックをいれて依頼することにしました
依頼してからの流れ
さて、上記までの手順で依頼が済んだ後は、デザイナーさんたちからの提案を待ちます!
ぼく個人の経験では、依頼を公開した初日・2日目と依頼〆切の最終日あたりにたくさんの依頼が集中するような印象でした
じっくりと自分が気に入るロゴが提案されるまで待ちましょう!
ちなみに、ロゴを待っていると
「惜しい!〇〇が△△だったらもっと良いのにな!」
と思うことがありますが、ランサーズでは原則的に
「当選を前提とした修正依頼のみ許される」
ということだったので
ここはぐっとこらえて、依頼期間が終了するまで待つことにしました
もちろん、即決オプションのようなものもあって、とても気に入ったものがあれば決めることはできるのですが、よほど急いでいない限り、待っていれば自然と提案が増えるので、待つのが吉であると思います
依頼期間が終了したら
さて依頼期間が終了したら、いただいた提案の中からお気に入りを選びます
この時、「一つに絞り込めない!」という人はそれでも良いかもしれません
最終候補に残った1つないし2つ(個人的には3つくらいが限度?)に対して、最終納品の前に細かな修正依頼をかけることができます
デザイナーさんからの提案が100%完璧でなかった場合に
「ここをもうちょっとこうしてください」
のような依頼をすることができ、ここの場を利用して自分のイメージによりマッチするロゴを完成させることが可能です
ただし、もし最終候補が複数ある場合、ここで正直に「〇個の候補で迷っており、最終修正を見てから決めたいと思っています。よろしければ修正をお願い致します」とデザイナーさんに伝えることがマナーとなっています
きとんと守るようにしましょう
(マナー云々もそうですが、「まだ競争相手がいる!」と思ってもらった方が本気の修正を引き出せるかもしれません…笑)
納品決定
さて、ここまでの流れを一度おさらいします
依頼
↓
提案楽しみに待つ
↓
自分の中の最終候補絞り込み
↓
最終候補に対して修正依頼
(もちろん必要なければ修正なし)
そして、これらの流れを経てようやく納品となります
ここからの流れが少し不思議なのですが、ランサーズでは
最終当選者決定
↓
納品依頼
↓
納品
↓
支払い
の流れとなります
そもそものコンペ形式という、この納品から支払いの流れといい、なにかと依頼者側が優遇されているのがランサーズなのかなぁとおも思ったりします
さて、最後の最後で意外と大事なのが、
どのようなロゴ形式(背景色など含め)を納品してもらうのかです
もちろん、提案にあるようなロゴのまま使うことも多いですが
・白黒で使いたい
・縦長、横長どっちも欲しい
・会社名の日本語有無のパターンが欲しい
などのバリエーションが欲しいなと思う人は、この納品依頼の時に依頼しましょう
デザイナーさんがササっと色々なバリエーションを作ってファイルにしてくれます
なお、前述のとおり、依頼するファイルはJPG(またはPNG)とaiです
素人的には、自分でaiファイルを使うことはないと思いますが、今後印刷物などに利用する際には必要とのことであり、一緒に納品してもらいます
さいごに
さて今日はここまでで、「ロゴ依頼の仕方」について解説していきました!
ランサーズというサイトのガイドに沿って依頼をすればいいだけかとも思いますが、意外と色々なことを自分で決めなければならないため、結構大変であることが分かったと思います!
次話以降では、この作ってもらったロゴを利用して
・HP作成
・名刺作成
についてお話していこうと思います!!
それでは今回はこれにて!
インターン募集
株式会社メドフェアではまだまだインターン生の募集をしています!
医師2名で立ち上げたベンチャー企業で、一緒に会社を大きくしていきませんか?
詳しいお話を聞きたい方はこちらまで!
igakushoreview@gmail.com